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職業と人生 Part 48

 二つめは、これは自分の素質や才能が、何なのか全くわからないような人のケースになるのですが、その場合には、「誰でも初めてのことは、下手くそで当然」と考えて、とにかく何か機会があるたびに、自分ができることをポジティブにチャレンジし続けてゆくことが、とても重要です。

 この際に、わりとポジティブな感じで応援してくれる家族や先生や職場の人々や友人が多い場合はいいのですが、残念ながら、もう何をしてもネガティブなことしか言わないような家族や先生や職場の人々や友人しか身の回りにいない場合には、そうした人々とは少し距離をとって、とにかく自分のできる範囲で、いろいろなことに挑戦し続けてゆくことが、とても大切になります。

 それから三つめは、これは、あまり考えたことはないかもしれないのですが、現在の社会も、長い意味では、人類の社会の進歩の過渡期に当たっているはずなので、もし自分としては、一生懸命努力したつもりであったけれども、現在のところ、それほど大きな成果はあげられなかったということであれば、自分と似たような境遇にある人々の応援やサポートについてあげるとか、自分の能力に応じた、その分野の初心者や後輩の教育や指導を行うとか、さらには、もし自分が結婚して、子供が生まれたら、最初は遊び程度でいいので、自分の子供に教えてあげるなどというようにしてゆけば、いつかは、そうした努力の積み重ねによって、その社会では、あっちでもこっちでも、わりと早い段階から、それぞれの子供に宿った天性の素質や才能が発掘されて、あっちにも、まるで昔の大天才のような音楽家やスポーツ選手、それから、こっちにも、まるで昔の大天才のような発明家や起業家や学者というように非常に多くの人々が、その人独自の素質や才能を開花させて、それぞれの人が最も輝きながら、その社会全体が最も喜びに満ち、最も豊かに繁栄しているような状況になるのではないか、ということなのです。

 ですから、これは現在も進行中の話になるのですが、一人一人の人間が、その人の置かれた場所で、最も幸せに素質や才能を開花させるような努力をし続けてゆくことが、やがて、すべての人々が、最も悦びに満ちた状態で、その人自身独自の素晴らしい素質や才能を開花させ、天性の仕事をしてゆけるような素晴らしい世界を築くことにつながってゆくのではないか、ということなのです。

 

 ここまで様々な観点から述べてきましたが、その人独自の天性の適職のようなものを、いかにして、見つけてゆけばよいのか、ということについては、だいたい以上のような20のことが言えると思われます。

 

 続く・・・

 

 追伸

 何日か、お休みします。

 

Cecye(セスィエ)

2015年6月9日 9:07 PM, 人生観、世界観 / 成功論、繁栄論 / 教育



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