さて、それでは、これまでこのブログでは、あまり触れてこなかった五次元以上の領域は、いったい、どうなっているのか、というと、大まかに言うと、だいたい、こんな感じになります。
まず一言で五次元と言っても、地上の世界の遊園地や行楽地のカテゴリ—分けと一緒で、かなりいろいろなバリエーションがあるので、おそらく地上の世界の人々が行くと、そうした五次元と呼ばれている領域をあちこち探索しているだけで、すぐに数百年ぐらいは過ぎてしまうのではないか、と思われます。
その上で、それでは六次元、七次元、八次元というような領域はどうなっているのか、ということが、次の疑問になるのでしょうが、大まかに要約すると、こんな形になっています。
まずは、そうした霊界と地上の世界の価値観とで決定的に違うのは、そうした五次元以上の世界では、上に行くほど、ものすごく威張っているような偉い存在がいるわけではないということです。
つまり、これは現在の地上の世界の様子を見ると非常によく分かると思うのですが、実は、たいてい、ものすごく偉いと言われているような宗教家や政治家や経営者は、意外と普通の庶民と一緒にいて、最もくつろいで楽しめたり、あるいは、そうした人々の役に立つことを、いつも願っているような人であることが多い、というような話の通り、実は、五次元以上の世界に行くと、たとえ神様のような存在であっても、そんなにいつも偉い偉いと威張っているような存在にはなっていないことが多いんです。
ただし何百年も前の地球の時代だと、中世以前ぐらいの時代の天界の様子は、その頃の地上の世界の様子と一緒で、まるで全知全能のような神の下にたくさんの天使達がいて、その下にかなり広大な天国領域が広がっている(さらにその下には、地上の世界があって、霊的にさらにその下には、広大な地獄領域が広がっているような感じでした)、というような状況だったので、確かにそうした昔の天国の様子は、昔の宗教で説かれていたものと非常に近かったということが言えます。
ところが、地球の歴史でも近代以降、自由や平等の観念が広まると、一般庶民の中から最も優秀な人を選んで、その国の統治者にして、その下にやっぱり一般庶民の中から最も適材適所の形で、たくさんの優秀な人物を選んで国家の統治を行い、その上で、最も多くの人々が平和に幸福に豊かに暮らせるような世界にするというような世界の有り様になっていった、と思うのですが、霊界も一緒で近代以降の霊界は、地上の世界の様子と一緒で、かなり大きく変化していったということが言えます。
ただし、最も適切な神仏を選ぶというのは、これははっきり言って申し訳ないのですが、広大な霊界を初めとする、この宇宙全体の創造や運営に関わるような大仕事となると、現代人の感覚だと、あまりにも超高度に専門的かつ難しすぎるために、残念ながら現在のところ、この宇宙を最初に創った創造主に当たる人物以外に、それをできる存在がいない、というのが実情になっています(霊的にほとんど関係ないのみならず、実際の仕事も全然しないで、ただの真似事だけを行うような偽創造主のような存在は、低次元領域には、結構たくさんいましたが・・・)。
それで現在の宇宙というのは、そうした創造主の下にたくさんの、これまた、かなり高度な専門的な仕事を行う、かなりの大人数のスタッフがいて(神仏や天使と理解しても全然構わないのですが・・・)、そうした人々、というか、存在達の下で多くの人々が、わりと平和に幸福に過ごしているというのが実情になっています。
ですから、そうした観点から見ると、地球人の素朴な感覚として、もし次元的な概念をそのままそうした霊界に置き換えた場合には、大まかに言うと(実際は、結構、○○次元とは言えないような無数の階層がたくさんあるのですが・・・)、だいたい8次元と呼ばれるぐらいの次元領域に、地球も含めた太陽系全体を統括している霊的な指揮所のような所があって、さらにその上の12次元ぐらいの領域に銀河系全体をいろいろ統括している神仏のような存在がいる領域があり、さらにそのずっと上の200次元ぐらいの所に、この宇宙よりも、もっともっと遥かに大きなマクロ・コスモス全体を束ねているような中心神仏がいるような領域があるように思われます。
ただし何度も言いますが、別に上にいる存在が、絶対に上で偉いとか、下の存在の意見は全然無視されるというような身分制的な概念は、この宇宙には全くない、ということは、再度申し上げておきたいと思います(参考1、参考2、参考3、参考4、参考5、参考6)。
Cecye(セスィエ)
2013年11月25日 9:05 PM, Q&A(短答編) / スピリチュアリズム、霊界 / 宇宙文明、古代文明 / 時間と空間の秘密