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知ることと人間性の関係について Part 57

 少し前の「知ることと人間性の関係について」の続きの内容になります。かなり長い文章になっているのですが、この文章は、この辺りの文章の続きの内容になります。

 本当は別の文章を載せようと思っていたのですが、ちょっと話が長くなって(いつものように・・・)、書くのに時間がかかりそうだったので、とりあえず、こちらの文章の続きを載せてゆきたいと思います。

 

知性の高さと人間性の高さのパラドックス的な関係と、その解決策について

 それでは、こうした際に、先ほどから述べているような知性の高さと人間性の高さについて、いったい、どのように考えてゆけばよいのか、というと、だいたい次のような三つのことが言えます。

 

①あまりにも大きく社会を変えてしまうような大きな知性の高みや、大きな発明や発見は、大きな恵みをもたらすだけでなく、時には、とんでもない災難をもたらすこともあった

 まず一つめは、これは、こうした文章の内容としては、たいへん皮肉な結論になってしまうのですが、古今東西の人類の社会の様子を見てみると、たいてい人間は、ほぼ無前提のうちに頭が良いことや、知性が高いことを良いことであると考えることが多いようです。

 ところが実際の社会では、頭が良くて、知性が高いばかりに余計なことを考えすぎたり、他の人々の嫉妬や怒りを買って、大きな失敗をしたり、不幸になってしまうような人がいることもあるし、それから、あまりにも大きく社会を変えすぎてしまうような大きな知性の高みや、大きな発明、発見のようなものは、一時は非常に大きな利益をもたらしたり、非常に称賛されることがあったとしても、長い目で見ると、場合によっては、いつの間にか、とんでもない間違いや災難のように全否定されるようになることもあるようなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2021年2月26日 9:03 PM, 宗教、道徳 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 科学、テクノロジー / 自然、生命



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