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光について Part 2

2、物質世界の光の概念としては、世界を明るく照らす光のエネルギーと、正しい視覚を得るための感覚器官の発達が一セットで創造されていった経緯があった

 前回述べたように原初的な宇宙の創造の過程では、視覚的な感覚は、わりと後の方で発達してきたものなのですが、当初の段階では、こうした視覚的な感覚を発達させるには、かなり難しい問題がありました。

 単純な「光」の概念としては、現在の物質世界の光のようなエネルギーを創造して、どこかに強い光のエネルギーを発する光源のような物を設けて、そこから辺り一面に光のエネルギーを放射させて、その上で、その放射した光のエネルギーを、それぞれの意識存在が持っている光のセンサーのようなもので感知して、パッと立体的な視覚を得る、というような概念になるのですが、ただ、当初のカオス領域は、ものすごい奪い合い、取り合いの世界だったので、そうした一つの巨大な光源のようなものを作ること自体が、その時点では、本当に天文学的な努力が必要になっていました。

 ところが最初の宇宙では、そうした現在の太陽のような光の光源のようなものを、創造主の前身の存在が、何とか一つ創り上げても、そのたびにワッとたかられるような形で、たちまち、そうした光が消えてしまうというような悲劇の歴史を、何度も何度も、えんえんと繰り返しているような時代もあったのです。

 そして一度、そうした光の源のようなものが出来上がると、今度はそれを元にして、新しい宇宙の創造が次々と行われていったのですが、要するにここで言いたいのは、光というのは、この宇宙において最初から、まるで当たり前のようにあったのではなく、最初のカオス領域での意識存在達の進歩の過程で一歩一歩、この宇宙の創造主によって、本当に無限にも近いような大変な努力の末に生み出されたものであったということです。

 やがて、カオス領域に最初の光が、わりと安定して灯るようになると、その後は、そうした光によって明るく暖かく照らされた世界を舞台に、様々な生命のドラマが展開されてゆくようになりました。

 ただし、そうした光によって、明るく照らされた世界の様子を正しく知るためには、それぞれの意識存在達の状況にふさわしい、かなり高度に複雑な仕組みを持つ目のような感覚器官の発達が不可欠だったので、その後、かなり長い期間の後に、わりと現在の人間や動物に近い視覚的な感覚が得られるような状況になっていったようです。

 このように光の概念というのは、一方では、この宇宙を隅々まで明るく照らし、万物を生かし育むエネルギーであると共に、人間を初めとする数多くの生命達が、自分の身の回りの世界を、よりはっきりと明確に分かりやすく知るための、つまり、目のような感覚器官の発達を一セットにして創造された、私達の世界をより良く知るための道具のようなところがあったということです。

※物質世界では、光のエネルギーの方がずっと昔にあって、それから、かなり後に生物の進化の歴史の結果、様々な生物が、現在のような視覚的な感覚を得られるようになっていったのですが、この宇宙が誕生する以前のカオス領域にまで話をさかのぼると、光のエネルギーの創造と、そうした光のエネルギーの存在を前提にして、様々な生物が、視覚的な感覚を得られるのは、ほぼ一セットの光の概念として考案されたものであったということです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2014年11月7日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宇宙文明、古代文明 / 科学、テクノロジー



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