第四には、これは、さらに、ちょっと恐ろしい話になってくるのですが、実は、現在、光の勢力が救済するのに、最も苦労している、あるいは、最も難しく感じている、ある種の地獄領域のような場所があるのですが、それが、今述べているようなイデアの世界と、非常に関係の深い世界であるのです。
ここでは紙面の関係で、あまり深く触れられないのですが、手短かに言うと、前にも四次元以下の世界を、「暗闇と分離の原理」が支配する世界である、というような説明をしたことがあったと思うのですが、要するに、まだ、現在も、地上の世界の多くの人々が、今述べたような、この物質世界や霊界の裏世界であるイデアの世界に、自分の意識の一部が取り込まれたままの状態になってしまっているために、いっけん、多くの人々は、平和や安定を望んでいるのに、なぜか、いつの間にか、闘争や混乱の現実を引き起こしてしまう、とか、愛や調和した人間関係を望んでいるのに、なぜか、喧嘩や仲違いを満ちた人間関係を築いてしまう、とか、幸せで豊かな人生を生きたいと思っているのに、なぜか、不幸で貧しい現実を呼び寄せてしまう、というような状況になりがちであった、ということなのです。
つまり、こうした人間の表面意識上の願望や欲求とは、全く正反対の現実を引き寄せてしまう原因の一つに、今述べているような、人間の潜在意識下の願望や欲求の影響、というか、もっとはっきり言うと、多くの人々が、ほぼ全く認識できないような状況で、今も活発に活動し続けている、至福や快楽に満ちた「光のイデアの世界」の影響と、それとは、全く相反するような、苦痛や危険や迷いに満ちた「闇のイデアの世界」の影響があった、ということなのです。
そして、その裏には、さらに、そうした光のイデアの世界と闇のイデアの世界を、悪い意味で、両天秤にかけながら、多くの人々が、本当の幸福を手に出来ないように、さまざまな陰謀で、あの手この手と、多くの人々に全く気付かれないような形でマインド・コントロールしようとしている、闇の勢力の陰謀があった、ということなのです。
追伸
話が、ちょっと長くなったので、２〜３日、お休みになります。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2013年6月8日 9:02 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 人生観、世界観 / 時間と空間の秘密
