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霊的に見た戦争前後の生まれ変わりの状況について  Part 7

4、現在の地球は、アセンションの進行によって国や民族や宗教の壁が薄くなり、他の国や民族や宗教の人々に対しても、だんだん、ものすごく身近に親近感が感じられるような世界に変化しているのだが、さらにその先には、愛や調和や幸福や繁栄のイデアに基づく光の新世界の建設が待ち望まれている

 第四には、今度は、もう少し全体的に見た観点から述べてみたいと思うのですが、大まかに要点を言うと、次のような三つの内容になります。

 まず第一には、これは先ほどから述べてきたことからもある程度、推測できるような内容なのではないかと思われる話になるのですが、要するに近現代からの世界的規模での多くの国々の交流と、それから、こうした二度の世界大戦の影響で、それまでの地球の歴史では、日本なら日本、中国なら中国、それからローマならローマなどという具合に、わりと一つの国や地方の辺りで、何度も何度も繰り返し生まれ変わっていた人々や生き物達が、特にそれ以降、あっちの国やこっちの地方・・・などという具合に、わりと短期間の間にワールド・ワイドの生まれ変わりをするようになってしまったのです。

 その結果、今日の地球では、ほぼすべての人々や生き物達が、地球上のほぼすべての国々や地域のほぼすべての時代を、たいてい一度以上は地上の世界に生まれ変わって、実際にその身で体験したことがあるような状況になってしまったので(霊界では時間が関係ないので、何らかの原因で、未来から過去の時代への生まれ変わりも起きることがあります)、現代の世界は、時折、一部の国々や民族で見られるようなナショナリズムや愛国心とは、ほぼ正反対の霊的な体験をしている人々が大多数になるような状況になってしまっているということです(もちろん、それぞれの人ごとに特に印象に残った大好きな場所や時代や、あるいは、その反対に特に嫌な体験をした場所や時代には個人差があるのですが・・・)

 第二には、ところが、それにも関わらず、少し前までの時代には、闇の勢力のマインド・コントロールの影響もあって、多くの人々の感覚としては「自分の国が一番」とか、「外国は、ちょっとよく分からないから怖い」とか、「自分の国の人間は信頼できるけど、外国人なんて、なかなか信用できない」(よく考えてみると、単によく知らないだけで、ほとんど根拠がないと思われますが・・・)というような感覚を持ちやすかったのですが、それも特にここ10年ぐらいの間にアセンションの進行による多くの人々の精神的な変化に伴い、「自分の国もいいけど、隣の国や遠く離れた外国にも、それぞれいいところがある」とか、「自分の国の人間も外国の人間も、ちょっと肌の色や格好や言葉や性格が違うだけで、本当はそれほど変わりないんじゃないか」とか、「昔は外国は、すごく遠く感じられたけど、何となく最近は外国も、ものすごく身近に親近感をもって感じられるようになった」などというように多くの人々の自分の国や外国への感覚自体に非常に大きな変化が見られるようになってきたのではないかということです。

 それから第三には、これは少し変わった話になるのですが、現在、地球上の人類には非常に大きな精神的変化が起きるようになってきて、それというのは、現在の多くの人々は、だんだん一昔前のように「どこかの国民」とか、「どこかの民族」といった感覚が非常に希薄になってきていて、それに代わって、「自分は、地球という一つの惑星の一市民なのだ」とか、「地球という惑星や宇宙の中の一つの命なのだ」というような、言ってみれば、「地球市民」、もしくは「宇宙市民」のような感覚を多くの人々が、だんだん当たり前のように強く持つようになってきているのではないかということなのです。

 それというのも、現在進行中のアセンションのゴールというのが、それまで非常に長きに渡ってバラバラに分裂し、お互いに争ったり、奪い合ったりしてきた多くの人々や生命達が、かつて仲良く平和に一つにまとまっていた元々の理想郷に還る旅路であったからなのですが、それゆえ現在の地球というのは、そうしたアセンションの理想の通りに、これまであちこちでバラバラに分かれて、お互いに疑心暗鬼になり、争い合ったり、奪い合ったりしてきた国家や民族や宗教の幻想というのがだんだん崩れてゆき、そして、いにしえの昔から多くの人々や生命達が、ずっと求め続けてきた理想の世界、つまり多くの人々が、本当に心の底から愛し合い、許し合い、仲睦まじく平和に豊かに暮らしてゆけるような理想郷を再び、この地球に築き直してゆくような段階に入ってゆきつつあるのです。

 それゆえ現在の地球は、そうした過去の戦争や略奪といった非常に不幸な歴史の傷跡を乗り越え、アセンションの進行の中で多くの人々が再び仲良く手を取り合い、愛し合い、一つの理想の下に偉大な夢のパラダイスを築き上げてゆくための大きなステップの中にあるということなのですが、そのために、もう一つ乗り越えてゆかなくてはならないのが、現在、私達が抱えている闘争や貧困や病苦や停滞といった死のイデアの克服であり、そして、それらを乗り越えたその先にあるのが、新たな愛や調和や幸福や繁栄といった真の生命のイデア、真の幸福のイデアの実現された光のパラダイスの世界なのではないかということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2012年9月2日 9:07 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宇宙文明、古代文明 / 歴史 / 現在のアセンションの状況 / 軍事



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