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戦争は、本当は人殺しや破壊や略奪や混乱が目的なのではなく、どこかの国の政治家や有力者や一部の人々が、何らかの政治目的を達成するために行う非常手段の一種である

 もう少し戦争に関連した話を続けたいと思います(スピリチュアルな話を楽しみにされている方は、もう少しお待ちください)。

 

戦争というのは、本当は人殺しや破壊や略奪や混乱が目的なのではなく、どこかの国の政治家や有力者や、あるいは、その中の一部の人々が、何らかの政治目的を達成するために行う非常手段の一種である

 現在の日本だと戦争のニュースを聞いても、何だか突然始まって、いつの間にか大変な状況になっていて、それから、その後、国連や有力国などが動いて、だんだん、そうした戦争が収拾されてゆくというような感覚を持っている人が多いのではないかと私は思うのですが、これは前に述べたような国民の感覚としては、戦勝国側の人々にとっては、かなり当たり前の話になってしまうのではないかと思われるのですが、本当は戦争というのは、そうした人殺しや破壊や略奪や混乱が目的なのではなくて、基本的には、どこかの国の政治家や有力者や、あるいは、その中の一部の人々が、何らかの政治的な目的を達成するために行っている非常手段の一種であるということです(ですから客観的に見ると、外交的な交渉とか、経済的な取引とか、法的手段とか、平和的解決の手段の余地があるケースもとても多いようです)。

 ですから当然のことですが、基本的にそうした戦争が起こる前には、それ相応の政治的な意見の対立やもめ事(宗教や経済的な理由であることもありますが)のようなものがあって、その後、その解決手段として、そうした戦争が勃発することになり(少なくとも、そうした武力行使を行っている人々は、そう考えていることが多いです)、それから、さらにその後、ある程度そうした戦争の行方にかたがついた段階か、もしくは、そうした戦争の拡大に歯止めをかけるために国連や有力国などが動いて、武力行使を行った段階の辺りで、だんだん、そうした戦争が収拾してゆくというようなプロセスを経ることになります。

 そうすると、その戦争を客観的に理解するためには、どうしてもそうした戦争が起こる直前の政治的な対立や混乱の原因が、いったい何であったのか、ということをしっかり理解しておく必要があるのですが、ところが現在のニュース報道だと、その時々の戦争や混乱の状況に関しては、わりと正確に次から次へと伝えてくるのですが、そうしたそもそもの政治目的に関しては、あまり詳しく説明しないことが多いので、たいてい、そうしたニュースを聞いている側としては、「原因はよく分からないが、とにかく紛争が巻き起こっていて大変らしい」とか、「最近、あの辺りでは、戦争で結構、物騒らしい」というような理解しかできない傾向があるようなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2012年9月12日 9:02 PM, おすすめ記事 / 政治 / 軍事



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