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職業と人生 Part 10

 七つめは、これは人により向き不向きがあるので、何とも言えないようなところがあるのですが、現在は経済社会なので、株式や不動産や外為市場などで、お金を増やす技術に秀でた一部の人々は、もう完全に普通の人々とは少し離れた感じで個人や小さな集団で、ひたすら、お金をテクニック的に増やして、稼ぐような生活を送っているようなケースがあります。

 ただ、こうした仕事の多少難しいところは、毎日、お金の数字の動きばかりを見ていると、だんだん自分が人間なのか、お金や数字なのか、よくわからなくなってくるところがあるようなので、たくさん儲かっている時は良いのですが、何かの機会に大きな損失を被ると、まるで自分の一部も一緒に消えて、なくなってしまったような、少し異常な感覚の焦りや消失感を感じることも多いようなので、そうした状況に多少耐えられるとか、何らかの対策を見いだせるような人でないと、ある程度、時期が過ぎると、そうした仕事に本当に飽き飽きしてしまうような状況になってしまうことも多いようです。

 それから八つめは、これは工場や事務的な仕事に就いていた人々が、どこかの段階で、そうした効率優先の仕事にすっかり飽き飽きして、転職しようとするようなケースになるのですが、要するにある程度、高度な知識や技能や創造性はいるけれども、ゆっくりと落ち着いて、自然の中で農業生産を行うとか、何らかの手作りの製品を仕上げてゆくとか、自分が心から納得して良いものだと思えるような物を、そうした価値のわかる人に、そうした価値相応の値段で販売してゆくような仕事になります。

 これは一見難しそうな選択に見えるのですが、ただ、実際には、あまり高給取りにこだわらなければ、あちこちにそうした選択肢はあるようなので、現在も少しずつですが、そうした転職や技能の修得を行うような人々は、結構たくさんいるようです。

 九つめは、これはあまり知られていないかもしれないのですが、世の中には、その人が、いつもやっている仕事以外の趣味の世界で、結構有名人になっていたり、あるいは、それなりに結構大きな収入を得ている人々も少なからずいるようです。

 こうしたライフスタイルの良いところは、自分の仕事の部分である程度、収入の安定が保てているので、無理に自分の好きな分野でお金稼ぎをしようとしなくてもよいことと、それと特に芸術的な分野であると、あまり他の人に良い顔をしようとしたり、気を使ったりせずに、わりと自分の好きなことをし続けることができることです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2015年3月10日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 成功論、繁栄論 / 歴史 / 社会、文化



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