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世界規模の情報化社会の進展と、人間の幸福について Part 29

 つまり現在のコンピューターやスマホやインターネットやSNSなどの発達によって、多くの人々は、「自分達は、常に本当に正しいことを知っている」「自分はSNSを通じて、たくさんの人々と密接につながっている」「自分は、いつでも知りたい時に、好きなだけ知りたい情報を手に入れることができる」などと考えていることが多いと思うのですが、ところがそうした多くの人々の思い込みとは裏腹に、「ひょっとしたら、自分が絶対正しいと思っているメディアやインターネットからの情報や考え方は、本当は実際の事実とはまったく違った、かなり過激な間違ったものなのかもしれない」「自分が大好きな、とても親しいと感じていた相手は、本当は、それほど自分に興味や愛情を感じていないのに、いつの間にか勝手に自分で、そう強く思い込んでしまっていたようだ・・・」、また、逆に「ある人から自分は、とんでもなく嫌われて、遠ざけられていると思っていたのだが、本当は自分のことをとても気に入ってくれて、いろいろと心配してくれていたらしいのに、それに全く気づいていなかったようだ・・・」、さらには、「自分がよく知っていると心から思い込んでいた内容は、よくよく調べてみると、全くのデタラメや勘違いにすぎなかった」「メディアやインターネットには、たくさんの情報が載っていたのだが、実際に自分でやってみると、他の人の感想とは全く違ったことを感じた」などというようなことは、この世の中には、結構、たくさんあるのではないか、ということなのです。

 つまり、これは現在も多くの人々が体験し続けていることであると思うのですが、メディアやインターネットなどによって、いくら世の中のことが、たくさんわかったような気分になっていたとしても、実際に人と会って話してみたり、また実際に自分で見聞きしたり、実際にその場所に行って、自分自身で体験してみたら、メディアやインターネットなどで知っていた話とは、結構違っていることや、あるいは、他の人はともかくとしても、自分自身の感想としては、「それが正しいかどうかはともかくとして、自分としては、まったく違うことを感じた」「自分には、能力や適性などの面でまったく無理だった」、あるいは、「意外と自分には合うと思った」「自分の思い込みとは全く違って、意外と自分はできると感じられた」などということは、意外とたくさんあったりするわけです。

※一般には、かなりきっちりした社会的な責任を担って、報道を行っているマスメディアの情報は、情報源や事実関係を非常にきっちりと精査してから報道しているので、かなり信頼が置けるのですが、それでも政治や思想などの関係で、かなり偏向した報道を行い続けている国は、現在もあるようです。また、これは何でも一緒だと思うのですが、実際に見聞きしたり、やってみたりすると、人によって、違う感想を持つことがあるのは、ある程度、当たり前のことなのではないか、というように思われます。

※またインターネットの場合は、情報源や事実関係の確認がかなりいい加減なものがあったり、また中には、いったん足を踏み入れると、暴力稼業の組織が絡んでいたりして、かなり危ない道に引き入れられるものもあるようなので、非常に注意が必要なものもあるようです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2023年6月1日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 成功論、繁栄論 / 政治 / 教育 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 科学、テクノロジー / 経済



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