現在の世界規模の非常に高度な情報化社会は、多くの人々に非常に大きな喜びや豊かさをもたらすような良い側面ばかりでなく、多くの人々の間に非常に大きな誤解や対立や混乱を巻き起こすような負の側面もあるので、そうした点には細心の注意が必要である
このように現在、私達が生きている世界は、メディアやインターネットなどの発達によって、非常に高度な情報化社会になってきているのですが、しかしながら現在の世界には、まだ多くの人々が、はっきりとは気づいていない、目に見えない大きな壁のようなものが大きく立ちはだかるようになってきていて、それがよくよく冷静に考え直してみると、これまで様々な観点から述べてきたメディアやインターネットそのものになっているようなところもあるのではないか、ということなのです。
それというのは、大昔から私達人間は、実際に自分で見聞きしたり、手を使ったり、足で駆け回ったり、体を動かしたりして、自分自身の体で様々なことを体験しながら、いろいろなことを感じたり、考えたり、行動したりする中で、だんだん多くの人々の集団としての社会を築き、大きな文明を創り出してきたようなところがあったわけです。
しかし、その後、人類の長い歴史の中において、言葉が整えられ、文字が発達し、様々な伝達手段が広がり、そして政府や社会がどんどん大きくなり、さらに近現代に入り、メディアやインターネットが世界規模で大きく発達してゆくようになると、多くの人々は、実際に自分が見聞きしたわけでも、体験したわけでもないのに、そうしたメディアやインターネットなどから伝えられてくる様々な人々の話や文章や映像や音などの情報だけでも、まるであたかも実際に自分自身が見聞きしたり、体験したことであるかのように感じて、生活するようになってきてしまっているようなところがあるようなのです。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2023年6月6日 9:03 PM, 予知、予言、未来予測 / 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 科学、テクノロジー / 経済 / 自然、生命
