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科学的な真理の信頼性と限界について Part 6

2、時折、国によっては、本当の歴史的な事実とはかなり違った歴史教育を行うことがあるので、注意が必要である

 二つめは、現在も世界中の様々な国々において、強い政治的な力を使ったり、多くの人々の学問や科学への信頼感を逆手にとるような形で、国家規模で、実際の事実とは、かなり異なる歴史的な立場をとったり、また、そうした歴史的な立場に基づく歴史教育が行われていることがあるようです。

 特に今日までの世界の様子を見ていると、その国の政治家が非常に無能であったり、国民の統率がうまくできずに国中が、すぐバラバラになりやすいような国々では、意図的にその国の歴史の話を歪曲して、現在のその国の問題は、その国の政治家や国民の責任ではなく、「過去の◯◯のせいなのだ」とか、「過去の◯◯国のせいなのだ」というような歴史教育が行われることがあるようです。

 こうした国の場合、短期的には、そうした政治的な立場や国民教育によって、何とか国のまとまりを作ることはできるかもしれないのですが、ところが肝心な所で、政治家や国民の責任能力に問題が生じることが多いので、結局、かなり長い期間に渡って、政治や国レベルの混乱や停滞が生じやすくなりやすいところがあるようです。

※つまり、そうした国では、何かあると、すぐにその問題とは全然関係ない話にすり替えて、責任転嫁できるので、根本的な問題解決がされずに、ずっと長く同じような問題が起き続けるような状況になりやすいようです。また、そうした国の体制では、本当は誰が正しい判断や行動をして、誰が間違った判断や行動をしたのか、また、本当は何が良いことで、何が悪いことなのか、ということが国レベルでうやむやにされて、何だかよくわからなくなってくるようなので、そうした国民の状況が政治に反映されて、国民の現実の状況をあまり顧みない政治体制になりやすいようです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2020年10月15日 9:03 PM, 宗教、道徳 / 政治 / 教育 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 科学、テクノロジー



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