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知ることと人間性の関係について Part 6

 三つめは、これは、もっとややこしい話になるのですが、知性が高いというよりも、何らかの分野で極めて秀でたある意味で、ちょっとした覚者のような人物になってくると、普通に接している時には、人間的にとても優しく温かい性格のように見えるのですが、相手によっては、例えば、その人が、特に目をかけて、厳しくトレーニングしているような人物である場合には、その人物のさらなる成長や自立のために、かなり厳しい課題を与えて鍛え抜いたり、また本人が、多少問題を抱えていても、あえて知っていても知らない振りをして、様々な試練を自分の力で乗り越えさせようとすることがあります。

 こうしたケースの場合には、この世的に普通言われるような人間性の良さではなく、もう一段上の指導的な立場に立つ人間としての指導力の発揮、つまり他の人々に対して、本当により優れた知性や技術や精神力を身につけさせるための厳しい指導を行っているような場合には、はっきり言うと、そうしたことを、あまりよく知らないような周りの人々の目から見ると、時々、非常に過酷な厳しい指導を行なっているように見えたり、また多少大変な状況になっても、まるで何も知らない他人事のような放任主義の態度をとっているように見えることがあるのです。

 それゆえ、そこそこの年齢になったら、時々、世間では、こうしたことが行われていることもあるということは、ある程度、知っておいてもよいのかもしれません。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2019年4月27日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 知恵、正しさ



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