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現在のアセンションの進行に伴う霊的な注意点について Part 26

 二つめは、これは現在の世の中では、よく言われていることになるのですが、そうした霊的な指導者が、人間の最も根源的な理想や欲求である、特に「愛」や「セックス」に関わることについて、あまりにもきれいごとばかり並べて説明してきたり、あるいは、かなり理屈的におかしな説明ばかりしてくるような場合には、一見表向きは、その人物の言動は素晴らしいように感じられるかもしれないけれども、実際には、裏に少し違った隠し事のようなものがあるかもしれない、というように少し疑ってかかるぐらいの方が大きな失敗はしづらいのではないか、というように考えています。

 もう少し具体的に言うと、こんな感じなのですが、例えば、確かに「愛」という言葉には、多くの人々を惹きつけ、感動させ、動かしてゆくような非常に大きな魅力があるのですが、だからと言って、そうした「愛」の言葉を語った上で、大した正当な理由もないのに「だから、自分達だけは特別なのだ」とか、「だから、誰か特別な人間を崇めるべきだ」とか、また場合によっては、「だから、人を騙してもよい」とか、「だから、人から金品を奪ってもよい」とか、「だから人を殺したり、傷つけたり、物を壊してもよいのだ」などというように、要するによく考えてみると、そうした言葉の前後で大きく矛盾するような言動をするようなタイプの霊的な指導者に対しては、一にも二にも大きく距離をとって、そうした人物を強く信仰したり、尊敬するようなことは避けた方が賢明なのではないか、ということです。

※「愛」の他にも、似たような言葉のパターンに「理想」や「夢」、「真理」や「正義」や「法」といった、多くの人々が非常に共鳴しやすいような美しい感動的な言葉の後に、少し違った主張をつなげるようなパターンがあります。

※少し昔の時代まで、時々、宗教や政治に関わることで、暴力や犯罪的な手段が使われることがあったのは、そうした宗教や政治に関わる人々が、一見正当そうな理由を並べては、一部の人々を一方的に差別したり、迫害したり、殺したり、投獄、拷問したり、搾取したりすることが非常に多かったからではないかと思われます。ですから、特に現代のように多くの人々の自由や人権が、ある程度しっかりと保障されているような国や地域の場合には、一般にそうした宗教や政治に反対するための手段としての暴力や犯罪は、まったく正当化されないのではないかと思われます。特に民主的な国の場合には、政治家に働きかけるとか、市民運動を行うとか、少しずつでも確実に社会的な立場や経済的自立を勝ち取るとか、国内外に支援のネットワークを作るなどというように、その国や地域の実情に見合った、平和的かつ合法的な、多くの人々の賛同や協力を得やすいアプローチを取ることが大切になるのではないでしょうか。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2016年4月21日 9:04 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳 / 愛について / 現在のアセンションの状況 / 知恵、正しさ



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