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霊的に見た戦争前後の生まれ変わりの状況について  Part 3

3、戦争に関連した多くの人々のその後の生まれ変わりへの影響について

 第三には、今度は戦争に関連して、その後、いったいどのような生まれ変わりが起きているのか、ということについて考えてみたいと思うのですが、これに関しては、だいたい次のような三つのことが言えます。

 

①特にアセンションの進行した現在の段階では、霊界においても、たいていの人は、昔ほど強い国や民族や宗教の感覚を持っていないことが多い

 まず第一には、これは霊的にはかなりはっきりしていることなのですが、特にアセンションの進んだ現在の段階では、たいていの人は、霊界では、特定の国や民族に属しているような感覚をほとんど持っていないことが多いので、多くの人々の生まれ変わりの実態としては、「今度は、この国のこの民族の体験をした」とか、「今度は別の国の別の民族の体験をした」などというように、はっきり言うと、それぞれの人の肉体の意識はともかくとして、それぞれの人の霊自身の感覚としては、「どこかの国に属している」とか、「どこかの民族に属している」とか、あるいは「どこかの宗教に属している」というような感覚は、まずはほとんど持っていないということです。

※前にも述べましたが、これは現在の霊界の状況なので、少し前までの地球では、霊界でも、それなりに国ごと、地域ごとのもっときっちりしたまとまりがあったように思われます。

 

②二度の世界大戦は、多くの人々にかなり複雑極まりないカルマの負荷をかけることになった

 第二には、これは少し変わった話になるのですが、特にああした大戦争が起きた場合には、それぞれの人にかなり複雑極まりないカルマの負荷がかかってくることが多かったために、それ以降、多くの人々が、次のような、ちょっと複雑な生まれ変わりの連鎖に入るような事態になってしまったということです。

 大まかな内容としては、五つあるのですが、第一には、特に他の国や民族や宗教に対して、ものすごく強い偏見や憎悪の念を持って、一生を過ごしてしまったような人の場合には、まずは、ほぼ間違いなく、その後、そのような形で、その人が、ものすごく強い偏見や憎悪を持った相手側の国や民族や宗教に属する人間として生まれ変わってくるようなケースが非常に多かったということです。

 それでは、そうした人は、すぐに回心して、そうした偏見や憎悪の念を持つことを止めるのかというと、それが、そうは簡単には行かなくて、今度はそのような形で自分が属するようになった国や民族や宗教に対して、そうした偏見や憎悪の対象として扱うような国や民族や宗教の人々を、逆にものすごい偏見や憎悪の念を持って対抗しようとしたり、戦おうとするような状況になることが非常に多かったのです。

 ですから霊的に見た場合、こうした性質の人物の場合には、あっちこっちと生まれ変わるたびに、その人にとっての偏見や憎悪の対象が次々と変わるだけで、ほとんど進歩がないというか、もっとはっきり言うと、せいぜい、その人の置かれた人生のスィチュエーションが変わるだけで、ほぼ同じようなタイプの人生の繰り返しが、えんえんと続くような状況になっていることが非常に多かったようです。

 第二には、これも結構、大変な話になるのですが、その人個人として、たとえ戦争のようなかなりの非常時であったとしても、死後、亡くなった後、霊としての通常の意識を取り戻してみると、「これは、とんでもないひどいことをしてしまった」とか、「なんで、こんな無益な人殺しやいじめのようなことをたくさんしてしまったのだろう」などと、ものすごく深い悔恨や後悔の念を感じるようになることがあるのです。

 たいてい、そうした際には、これはとても不思議な話なのですが、そうした罪の意識の清算をするために、わりと近い時代に再び生まれ変わってくると(その国であることもあれば、相手の国や別の国であることもあるのですが)、今度は前と反対に医者や看護士のような仕事について、多くの人々の病や苦しみを癒すような仕事に就いたり、あるいは反政府運動や市民運動に身を投じて、政府の圧政や不正に反対したり、戦争の悲惨さや悲しみを訴え続けるとか、国際平和や地域の発展のための具体的な活動に身を投じるとか、あるいは、現代だと多くの人々の平和や安全を守るための仕事に身を捧げるような人生を送ろうとしてゆくことが非常に多かったということです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2012年8月28日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳 / 歴史 / 軍事



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