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職業と人生 Part 33

 六つめは、おそらく、これはどの会社であっても、最初の予測というものは、結果としてはほとんど気にせずに、とにかく、それぞれの人に実際の仕事上の様々な経験を積ませた上で、最終的には、その会社のかなり上のポジションの人が直接決めているような内容になると思われるのですが、要するにどの会社でもある程度、上の立場になってくると、それまでの個人、あるいは、少人数で仕事していた時代の経験とはかなり違って、非常に大きなイニシアティブを持って、顧客と直接仕事の交渉をして、仕事をもらってくるとか、何らかのプロジェクトのために様々な部署の垣根を越えて、話し合いをつけながら、まとめ上げてゆくとか、多くの人々を適材適所に配置して、様々な調整や助言をしながら、最大の成果を上げてゆくなどというように、だんだんマネジメント的な仕事に関わってゆくようになるものなのです。

 ところが、これはその業種により、仕事内容により、また、それぞれの人の性格や能力や努力や相性により、さらに場合によっては、個人や家庭の事情や時期や運により、多くの人々の期待とはかなり違って、実際にやってみないとよくわからないようなところが多いために、結局、どの会社でも、それぞれの人が、その人に最も合っていて、最もやりがいがあり、また最も成果を上げられるようなポジションについてゆけるための様々な試行錯誤が行われ続けているようなところがあるのです。

 これが、いわゆるマネジメント的な仕事のあり方になるのですが、この段階まで来ると、それぞれの人のそれまでの能力や実績だけでなく、その人独自の天性の性格や運や精神性のようなものも、結構大きく影響するようなところがあるので、これは、やはりある程度、実際にやってみながら決めてゆくしかないようなところがあるようです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2015年4月30日 9:07 PM, 人生観、世界観 / 成功論、繁栄論



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