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人間の信用や信頼感について Part 12

8、信用や信頼感を得る際に気をつけるべきことについて

 それでは、次には、いかにして、信用や信頼を得るか、ということについて考えてみたいと思います。

 これに関しては、だいたい、十ぐらいのことが言えます。

 

①人間は、無意識のうちに、相手に対して、何らかの期待や要望を持ってしまうようなところがあるので、相手の信用や信頼を得るには、できるだけ、そうした期待や要望に忠実に答えてゆく必要がある

 一つめは、これは、あまり考えたことのない人もいるかもしれないのですが、人間というのは、それこそ言葉にこそ出さないことも多いのですが、「この歳であれば、これくらいのことは出来て、当然なのではないか」とか、「こういう資格や立場の人であれば、こういうことをするのは当然なのではないか」とか、「これくらいのお金を払えば、普通、これくらいのサービスを受けられるのではないか」とか、「こういう業種の会社であれば、おそらく、これくらいのレベルの仕事は出来るのではないか」などというように、それが人であれ、会社や団体であれ、ほぼ無意識のうちに、ある程度の期待のような感覚、というか、ある程度の要望のような感覚を持ってしまうような性質があるのです。

 そうすると、そうした人間の期待や要望を大きく上回るような行為をした場合には、「おお、こいつは見どころがある」とか、「やっぱりプロは違うな」とか、「子供には見えない」とか、「さすが宣伝してるだけあるな」などと感心されることになるのですが、ところが、そうした期待や要望を、何らかの点で下回ってしまうような行為をしてしまった場合には、「こんなことも分からないのかな」とか、「これでプロの仕事だろうか」とか、「ちょっと、これはないだろう」とか、「これでは、値段が合わないな」などと不満を持たれたり、また場合によっては、それを実際に口に出されて、クレームを言われたり、怒られたりしてしまうようなところがあるわけです。

 ですから、他の人の信用や信頼を得ようと思った場合には、できるだけ、そうした信用や信頼を得ようとしている相手の立場に立って、相手は自分に対して、いったいどのような要望を持っているのか、あるいは、いったいどの程度のレベルの仕事を期待しているのか、ということをある程度、推測したり、実際に聞いたり、調べたりしてみて、できるだけ相手の要望に添った、相手の期待にこたえるような仕事をしてゆく必要があるということが言えます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2013年12月12日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 成功論、繁栄論 / 知恵、正しさ



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