これが傍目に見ていると、まるで大金の賄賂や接待が、ものすごく功をそうして、そうした大事業が、あちこちの企業や地方に回ってきたように見えるようなところもあるのですが、ところが、たいていの国の政治では、意外と冷静な目で、そ […]

さて、それでは、こうした社会のあり方に関して、いったい何が問題であったのか、というと、これはそうした社会の中に長年住んでいると、はっきり言って、ほとんど客観的には、よく理解できないような話になることが多いのですが、大ま […]
2、高度成長期に台頭してくる、新たな指導者や富裕層の人々を中心とする経済的な大変化について 二つめは、今度は、そうした民主化や近代化が始まってから、しばらく経ち、国全体が、経済的に、だんだん非常に豊かになり始めた頃に台 […]
民主化や近代化の際に、非常に複雑に交錯しがちな四つの利害関係について ここから現代の人々としては、まだ、あまりはっきりと理解できていないことが多いと思われるような、民主化や近代化についての少し変わった話をしてみたいと思 […]
つまり、国家の近代化の初期の段階では、何となく、見た目や気分としては、一見、軍人や警察は、いつも服装はきっちりしているし、動作もキビキビしているし、また、武器を持っている上に組織もしっかりしているので、何となく、すごく […]
たいてい、そうした民主化や近代化の草創期には、どこの国でも、その国の人々が、これまで一度も手に取ったことのないような様々な武器を持って、国防や治安のための軍隊や警察が作られることが多いのですが、ここで問題なのは、こうし […]
今回から現代人にとっては、最もごちゃごちゃしていて、何だかよくわからない印象を持つことが多い、国の民主化や近代化の草創期によく起きがちな問題と、その解決策について述べてみたいと思います。 民主化や近代化の […]
⑦たとえ一見、ほぼ同じような物事に関する言葉であっても、それぞれの人の属する国や民族や地域の違いによって、かなり大きく意味やニュアンスが異なってしまうことがある 七つめは、これも時々、世間で話題になるような話になるので […]
そして五つめは、これは少し難しい概念になるかもしれないのですが、実は、これまでの時代の国家の主権には、かなり不思議な霊的なカラクリのようなものがあって、それは地上の世界の一部の権力者のような人々が、宗教的、政治的、法律 […]
四つめは、これはさらに難しい概念になるのですが、実は、この主権という概念には、元々かなり責任が曖昧なところがあって、これは昔の時代劇などを観るとわかると思うのですが、よく昔の時代の国の統治では、統治者のミスで失敗したこ […]
それから三つめは、これは少し難しい話になるのですが、国の主権という概念には少し難しい要素があって、これはどこの国であってもほとんど同じであると思うのですが、その国の国内の人から見ても、また国外の人から見ても、一見この人 […]
二つめは、そうすると、ここで問題になるのは、そうした世襲制の君主が持っていた統治権とは、いったいどのようなものだったのか、ということになるのですが、大まかに言うと五つあるのですが、まず一つめは、そうした一定の広さの土地 […]
今回も「昔の大日本帝国憲法の問題点について」の補足の話です。 ※現在の日本国憲法では、「主権」は、国民にあることが明言されていますが、この主権の概念は多少複雑な意味があるようなので、ここでは少しだけその点 […]
それから四つめは、これも結構複雑なカラクリになっていることが多いのですが、特に政治や軍事や経済や学問に関わる分野に関しては、とにかくできるだけオープンな目標設定や客観的な評価ができるようにしておかないと、後であちこちで […]
三つめは、これは日本人は結構形に弱いので、すぐに騙されやすいトリックになるのですが、特に身分社会だと多いのですが、本当は下の身分の非常に優秀な人が考えたことを、あえて上の偉い人が作ったり、考えたり、命令したことにするこ […]
歴史上の話を学んだ際などに現代の日本人がよく騙されやすいと思われるような政治的なトリックについて、少しだけ述べておきたいと思います。 一つめは、歴史上の人物の誰かが、どこかの国や組織のトップであったにも関わらず、「こ […]
これは少し前にも述べたことがあるのですが、明治時代に作られた新たな天皇制は、明治時代の指導者達が元々予定していた天皇制のイメージというものを遥かに超えて、いつの間にか勝手に一人歩きして、現実の天皇という単なる一人の人間 […]
ところが、その後の日本では、国内ではそれなりに産業化や教育の面で成功するし、また隣国のかなりの大国にも次々と戦争で勝利して、当時の日本の防衛に成功するどころか、国際社会でそこそこの地位を得られるような立場に立ってゆくと […]
ですから、これは現代でもまだあまりはっきりと理解されていないことが多いようなのですが、昔の大日本帝国や大日本帝国憲法のことを学ぶと、何となく「当時の日本も、戦後の日本とほぼ同じような日本人がいて、ほぼ同じような国家の運 […]
少しお休みになりましたが、前回の文章の続きです。 6、小さな藩連合国家ではなく、また国民一人一人の自由と幸福の上に成り立つ国民国家でもなく、天皇を中心にした究極の国家主義を目指した「大日本帝国憲法」の効用 […]
それから三つめは、これはさらに問題なのですが、実は、大日本帝国憲法には非常に大きな問題があって、それは、いくら表向きは国民の言論の自由や政治活動の自由を保障しているといっても、それは先ほども述べたように常に大日本帝国憲 […]
二つめは、これはあまり考えたことのある人は少ないかもしれないのですが、大日本帝国の場合、明治時代の国是をそのまま発展させてゆくと、富国強兵や殖産興業で国内を発展させつつ、できれば近隣に少しでも欧米と肩を並べるような併合 […]
ところが、ここで問題なのは、この大日本帝国憲法に基づく大日本帝国は、次のような三つの点で常にあっちに揺れたかと思うと、今度はこっちに揺れるというような究極のアンバランス国家になりやすいというような非常に大きな大問題を抱 […]
それから二つめは、これも非常に不思議な話になるのですが、実は、大日本帝国憲法には、ある意味で一種の宗教経典なのではないかと思われるような非常に不思議な特色があって、それが大日本帝国憲法の前文に述べられているような内容に […]
5、日本の明治時代特有の事情を背景に成立した「大日本帝国憲法」は、時代の変化と共に、やがて日本の国情にも世界の情勢にも全く合わないにも関わらず、ほぼ変更不可能な時代遅れの憲法になっていった 第五には、ここからはある意味 […]
それから三つめは、これはさらにややこしい問題になるのですが、この大日本帝国の問題は、その時々の天皇にあまりにも大きな権威をもたせてしまっているために前近代的な国家がよく陥るような大問題、つまり何か政治上の問題を誰かが指 […]
4、大日本帝国憲法の場合、そもそも最初の時点から、その後の改正がほぼ不可能な改正不可能憲法になっているという非常に大きな問題があった 第四には、これはあまり指摘されることが少ないのですが、ここまで様々な形で述べてきたよ […]
二つめは、これはさらにもう少しややこしい話になるのですが、実は、明治時代に作られた大日本帝国憲法には非常に大きな欠陥があって、一見非常にしっかりした憲法の作りにはなってはいるのですが、よく文面を読んでみると、例えば、「 […]
3、そもそも最初の時点から昔の大日本帝国憲法では、憲法の発布の方法や天皇と実務担当者の曖昧さの点で、かなり大きな欠陥があった 第三には、これはかなり変わった指摘になると思われるのですが、実は、大日本帝国憲法には、こうし […]
それから三つめは、これもかなり問題が多いのですが、とにかく大日本帝国憲法には致命的な問題点があって、それは何となく「大日本帝国憲法」という憲法自体がものすごく立派で尊い完成されたもののようなイメージがするのですが、とこ […]
二つめは、これもよく指摘される話になるのですが、明治時代の日本は、海外からの侵略の脅威を受けながら、国内でもあちこちでかなり大きな反対運動が巻き起こりそうな非常に急進的な欧米化路線を突き進んでいたために、はっきり言うと […]
2、今日の日本人の目から見ると、「不磨の大典」と呼ばれた「大日本帝国憲法」の憲法としての仕上がりは、それほど高いものとは言えないようなところがある 第二には、これは非常にめずらしい指摘になると思うのですが、よく教科書や […]
現在の日本国憲法が施行される前には、みなさんもよくご存知の一時は「不磨の大典」(完全に完成された大憲法のような意味だと思われます)とも言われた「大日本帝国憲法」という憲法に基づいて日本の統治が行われていたわけなのですが […]
少し前に書いていた文章の補足です。 ※これはあまり指摘する人が少ないような話になるのですが、一般にヨーロッパで発達した「立憲君主制」と呼ばれるような政治上の仕組みは、どちらかというと少し前の時代によくあり […]
第十には、これはあまりはっきり言わない人が多いかもしれないのですが、戦前戦中までの大日本帝国が、いくら当時の世界で最新の欧米の制度や技術や文化を取り入れて近代化を行っていたとしても、結局、なんだかんだ言っても天皇制を初 […]
第九には、あと、現代でも多くの日本人が、何となく凄かったのではないかと思い込んでしまうものに、戦前戦中の大日本帝国の戦艦や戦闘機のような軍備(代表例、「戦艦大和」や「零戦」など)があるのではないかと思うのですが、これは […]
前に書いた文章の捕捉です(どちらかと言うと「戦前戦中の「大日本帝国」と戦後の「日本国」の違いについて Part 8」の部分に関連した内容です)。 ※あと、20世紀の初め頃、アメリカの「排日移民法」(元々の […]
第七には、日本の教育では、あたかも明治維新以降、「四民平等」で差別のない平等社会に移行したかのような印象を受けるのですが、これは間違いで戦前の日本には、天皇、皇族の下にたくさんの華族がいて、さらにそうした制度に連なる大 […]
第六には、戦前の日本は、欧米とは、できるだけ協調路線をとりながら、近隣のアジアや太平洋の島々に覇権を広げるというような、一般に「軍国主義」とも呼ばれるような非常に軍事色の強い国家政策を持っていたのですが、戦後の日本では […]
第五には、戦前の日本は、海外に広大な植民地を持っていて、それから輸出向けの生糸に関わるような軽工業や、軍事や土木建設に関わるような重工業などの産業も一応はあったのですが、どちらかというと主な産業は、農業を中心に大人口増 […]
第四には、みなさんもよくご存知のように戦後の日本は、非常に教育熱心な高度な科学技術大国のようなところがあるのですが、ところが戦前戦中の日本は、大多数の人々は非常に低学歴で、一部の軍事や産業の技術を除いて、それほど高度な […]
第二には、教科書には、日本では、戦前の段階で普通選挙が実現していたなどと、さも立派そうに書いてあるのですが、実際には、治安維持法などの様々な制度によって、今日の日本と比べると、まともな政党活動もなければ、十分な言論や出 […]
少し前に書いていた「戦前戦中の「大日本帝国」と戦後の「日本国」の違いについて」の話の続きです。 3、第二次世界大戦後の「日本国」は、確かに世界的に見ても、歴史的に見ても、非常に素晴らしい国かもしれないが、 […]
②豊かな時代になればなるほど、昔の時代の庶民の生活の歴史を知ることが、とても重要である 二つめは、歴史的な話になるのですが、ここで言う「歴史」の話は、「自分の国が、どれほど偉大な歴史を持つ国なのか」というような愛国主義 […]
2015年6月17日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 成功論、繁栄論 / 政治 / 教育 / 歴史 / 社会、文化 / 科学、テクノロジー
7、今後の未来社会での多くの人々の職業や人生のあり方について それでは、今後の未来社会では、多くの人々の職業や人生というのは、いったい、どのようになってゆくことが予想されるのか、というと、大まかに言うと、次のような五つ […]
2015年6月15日 9:07 PM, おすすめ記事 / 人生観、世界観 / 成功論、繁栄論 / 政治 / 社会、文化 / 経済
前の話の補足になります。 ※特に戦前戦中の日本の歴史を調べると、何となく、どす黒くて変な印象があるのですが、それは当時のマスコミの発表や、現在残っている歴史上の記録に、かなり大きな嘘や間違いが含まれている […]
大日本帝国に関する話で、日本の教育やマスコミで正しく説明しないことが多いと思われる内容としては、大まかに言うと、次のような三つのことが言えます。 まず一つめは、当時の大日本帝国の陸海軍の最高司令官は、昭和天皇・裕仁に […]
2、昔の大日本帝国時代の日本では、昭和天皇・裕仁が、当時の日本陸海軍の最高司令官であったのは、まぎれもない事実であるのに、戦後の日本では、教育でもマスコミでも、そうした話をひた隠しにして、すり替えた説明をすることがあまり […]
現在の日本の教育やマスコミの様子を見ていると、第二次世界大戦で敗北した後の現在の「日本国」と、戦前戦中の「大日本帝国」をかなり混同した形で説明しているところがあるように見受けられるので、今回からそのことについて、幾つか […]
将来的には、国際平和を重んじて、断固として、侵略戦争は行わない、日本の防衛を主な任務とする陸海空の自衛隊は保持する、というような日本国憲法の変更が望ましいだろう あと、現在の日本国憲法と自衛隊との関係なのですが、はっき […]