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世界規模の情報化社会の進展と、人間の幸福について Part 5

新しい情報に接する際の人間の本能的な特性について

 それで今度は、人間の持って生まれた本能的な特性の面から、考えてゆきたいと思います。

 たいていの人は、現在、まだ自分が知らないことや、あるいは、すでに強く興味を持っていたり、何らかの交流関係や経験があって、多少知っていることや、かなり驚くようなことがあると、「え、何それ?」「あれ前に見たけど、何のことだったかな?」「わあ、自分の大好きなあの人がニュースや宣伝に載ってるので、すぐ見たい!」「わあ、何か大変なことが起きたみたいだ!」「大勢の人が楽しそうに過ごしてるぞ。何だろう?」などというような感覚を持つと、次には、「えっ!すごく気になる!」「もっと知りたい!」「どうして、そうなったんだろう?」「何のことだか、よく知っておかなくちゃ!」などというような感じで、昔からの方法であれば、そうした情報をよく知っている人から、さらに詳しい話を聞いたり、それから現代であれば、テレビやネットの動画を観たり、新聞やネットや本や雑誌などを読んだりして、当人としては、ある程度納得するまで、そうした情報を知っておこうとすることが多いのではないか、と思われます。

 これは大昔から自然界で生きてきた人間としての自然な本能、つまり、たいてい自然界では、自分の身の回りで、普段と違うことが起きた場合、その直後に例えば、探していたおいしい食べ物にありつけたり、あるいは逆に突如、天敵に襲われたりするような普段と違った良いことや大変なことが起きる可能性が高かったために、できるだけ急いで何が起きているのか、はっきり理解して、確認しようとするような、自然界で生きる生命としての自然な本能に基づいて、行動しているのではないか、と思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2023年3月30日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 政治 / 教育 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 科学、テクノロジー / 経済 / 自然、生命



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