二つめは、今度は少し違った内容になってくるのですが、先ほどから述べているように現在の世界は、テレビやラジオや本やネットなどで様々な情報が飛び交うと共に、自由貿易や自由競争の経済によって、様々な物の輸出入やお金の取引や、人の移動が可能な世界になってきています。
ですので、現在の世界中の様々な国々の人々の様子を見ていると、「ああ、こんなすごい製品があるのか」「こんな素晴らしい映画や音楽があるのか」「こんなにすごく発展した国々があるのか」、あるいは逆に「世の中には、こんな変わった物があるのか」「世界には、こんな大変な生活をしている人々もいるのか」「わあ、あの国は、とんでもない政治体制なんだな・・・」などというように多くの人々の頭の中には、常に非常にたくさんの情報が入り続けるような世界になってきているわけです。
しかし、そうした世界中の様々な国々の人々の生活というのは、そう簡単にいっぺんにすべて変えてゆけるようなものではないので、そうすると実際の私達の生活では、「とりあえず、現実的な可能性として、自分が住んでいる国や地方では、いったい何を目指して、どんな取り組みをしてゆけばよいのだろうか？」「実際に自分の生活で手に入れられる物は、いったい何なのだろうか？」「外国はともかくとして、少しずつでも確実に自分達の生活を良くしてゆくには、どうすればよいのだろうか？」などというように、要するに、すぐにパッとイメージできるような単なる夢物語ではなく、「ほんの少しつづでもよいから、いかにして、自分達の努力で現実に手に入れられたり、変えられるものは何なのか」ということを明確にして、その上で、一歩ずつでよいから、少しずつでも確実に国や地方や（あるいは民族や部族など）、あるいは個人や家族や周りの人々の生活を、より良くし続けてゆくことが、とても大切になってくるのではないか、ということなのです。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2023年1月10日 9:03 PM, おすすめ記事 / 人生観、世界観 / 健康、医療 / 愛について / 成功論、繁栄論 / 政治 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 科学、テクノロジー / 経済
