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科学的な真理の信頼性と限界について Part 2

2、科学的な真理の証明は、必ず、科学的な手段の範囲内に収まるものなので、常に現在の科学的な真理が、完全な真理であるとは言えないようなところがある

 二つめは、これは、あまり考えたことのある人は少ないような内容になるかもしれないのですが、現在、地球上の人類が、科学的な真理として、正式に認定できる内容は、常に科学的な手段によって、そうした科学的な真理の探究がなされているために、必然的にそうした科学的な手段の範囲内に限定されることになってしまうということです(それが科学的な真理の信頼性を高めている理由でもあるのですが・・・)。

 例えば、こうしたブログで取り扱っている「霊的な存在」の証明について考えてみると、確かに現代の地球の文明の科学的な手段では、完全に明らかな「霊的な存在」の証明はできないかもしれないのですが、ところが百数十年前の科学では、電波や放射線やウィルスの存在がわからなかったのに、現代の科学では、ごくごく当たり前の存在として受け入れられているように、ひょっとしたら、今後の未来の人類の科学的な手段の進歩の過程では、まるで当たり前の存在のように、そうした霊的な存在の証明が可能になってゆくかもしれないわけです(参考)。

 つまり現在、私達が非常に信頼を寄せている科学の世界では、かなりきっちりした調査や実験などによって、「確かに本当にその通りである」というような証明がされたり、また実際に様々な形で、私達の生活を便利にするような実用化をされることによって、多くの人々が、それだけの強い信頼を寄せるようになっているのですが、ところが逆に言うと現代の科学では、十分な調査や実験ができず、しっかりした証明や実用化ができないことに関しては、たとえ、どんなに正しく、多くの人々に利益を与えるような内容であったとしても、そうした科学的な手段では、本当の真理であるとは、どうやっても正式には認定できないようなところがあるのです。

 ですので、要するに科学的な真理というのは、現代の科学的な手段で、十分な調査や実験ができて、しっかりした証明や実用化ができるような内容に、どうしても限られてゆくようなところがあるのですが、そうすると当然のことですが、現在の科学で、十分な調査や実験ができないことを、すべて間違っているなどとは絶対に言えないし、また、さらに科学が発達していった未来のどこかの段階では、現在は、馬鹿者呼ばわりされているような内容であっても、ひょっとしたら、科学的にかなりきっちりした証明や実用化ができるような、正しい科学的な真理であると言われるようになるかもしれないということは、ある程度、冷静に知っておくべきなのではないか、というように思われます。

※数世紀前の科学は、昔の時代からの宗教的なドグマや、世俗的な迷信のようなことに対して、かなりきっちりとした様々な観察や実験などを通して、この世界の本当の真理を明らかにしてゆくようなところがありました。しかし、21世紀初頭の現代の時代には、もう科学的な真理は当たり前で、どちらかというと、そうした科学的な真理が、時々、新しい発見や発明などによって、さらに新しい科学的な真理に置き換わってゆくような時代に移り変わってきています。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2020年10月6日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 予知、予言、未来予測 / 宗教、道徳 / 教育 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 科学、テクノロジー / 自然、生命



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