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マスメディアやインターネットが発達した21世紀初めの現代において、本当の正しさを見抜くための知恵について Part 13

 はっきり言って、現在のような物質世界で生きている人間のような生き物というのは、すべてがすべて完全に正しい霊的な直観ではなく、肉体的な器官である目や耳や鼻や口や皮膚などの感覚や、それまでに得た知識や経験や、それから身の回りの人々の話や、その時点において、その人が知り得た情報などに基づいて、いろいろな判断をしてゆくしかないので、そもそも、そうした感覚や情報などが大きく間違っていると、かなり優秀な人物であっても、後から考えてみると、その時点で下した判断は、「あまりベストの判断とは言えなかった」とか、「全く間違った判断であった」などというようなことも、私達の社会では、それが表に出てくるかどうかはともかくとして、実際には、かなり多いわけです。

 さらに私達人間の特性として、それまでの人生の過程や学校教育や、テレビや本などのマスメディアやインターネットなどの情報として、いったん正しいと受け入れてしまったことに関しては、その後、よほどのことがない限り、そのまま正しいものであると判断し続けやすいようなところがあったり、また、人によっては、それが正しい事実であるかどうかということよりも、叙情的に感動したとか、ものすごく楽しかったり、興奮したとか、とても深く同情したとか、カッコよく見えたり、美しく見えたとか、自分の目先の利益に合致した、などというような理由で、わりと簡単に、そうしたことが正しい良いことであると深く思い込むことも、かなり多いようなのです。

 ですので、こうした人間の特性から判断する限り、人間というのは、本当に良いことや正しいことよりも、どちらかというと、「自分は良いことをしていると信じたい」とか、「他の人から良いことをしてると思われていればよい」とか、「他の人から責められたり、追求されたりしなければよい」などと考える傾向が強い生き物であるようなところもあるわけです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2019年8月27日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 成功論、繁栄論 / 知恵、正しさ / 社会、文化



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