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「陰陽説」について Part 23

③現代のように、わりと簡単に、莫大な資金を研究開発に使えるような時代には、その科学技術が、自然環境や生物に与えるリスクに関する、事前の入念な調査研究を、いっけん、利害の対立するような競合するライバルとも、しっかり協力関係を築いて、行うようにしていないと、将来、地球規模で、大変な事態に陥る可能性もあるので、注意が必要である

 第三には、これは、まだあまり聞いたことのない話になるのではないか、と思うのですが、実は、現代社会における学者や研究者の立場というのは、はっきり言うと、学問や科学の名の下に、かなりめちゃくちゃなことでも出来るような状況になっている、ということなのですが、ところが、これは見方を変えると、言ってみれば、後から考えてみると、まるで、大人が、誰も見ていないような所で、大勢の子供達に、火炎放射器やダイナマイトを持たせて、自由に遊ばせているのと、あまり変わらないようなレベルの学問や研究というのも、これは、あまり表に出てくることは、非常に少ないのですが、本当は、結構、多かったのではないか、ということなのです。

 代表的な例としては、生物や医学の研究などがあげられるのですが、要するに、現代の生物や医学の研究だと、これは、表には、全然、出てこないのですが、要するに、後から考えてみると、「いくら医学の発展のためでも、ちょっと、そんな無理な実験したら、危ないんじゃないの?」、とか、「そんな、めちゃくちゃな生物の研究をしていると、後から、こっぴどい自然の反作用が来るんじゃないの?」、というような実験や研究というのも、現在の地球だと、非常に多い、ということなのです。

 特に、ここで問題なのは、昔と違って、現在のような金余りの時代には、多くの人々の役に立つなら、つまり、言葉を変えると、お金儲けの可能性があるなら、こうした学問や科学の世界には、昔の時代の感覚からすると、何百倍、何千倍、また、場合によっては、何万倍、何十万倍もの、ものすごい大金のお金が投資されるようなところがあるのですが、その結果、これは、現在の人類は、まだはっきりとは、よく分かっていないような事実になるはずなのですが、未来の地球人の感覚からすると、はっきり言うと、「ちょっと、あまりにも急ぎすぎたのではないか」、とか、「あんな自然破壊を巻き起こすなら、そんなに大金をつぎ込んで、やらなくても良かったのではないか」、というような、結構、危ない学問や科学の研究というのも、時代と共に、どんどん増えてゆくような傾向にあるようなのです。

 ですから、ここでは、紙面の関係上、あまり長く触れられないのですが、これは、特に大金を動かせるような投資家や政府の関係者の人に注意してもらいたい内容になってくるのですが、要するに、いくら近い将来、大金が稼げそうな、いっけん、何もかも素晴らしそうな研究開発やビッグ・プロジェクトの話があったとしても、自然環境や生物にとって、何らかの害を与える可能性のある研究開発やプロジェクトであった場合には、あまり性急に結果を求めずに、事前の調査研究には、十分な時間を割いて、できるだけ自然環境や生物への被害を減らすような取り組みを、しっかり行うようにすることと、それから、もし、そうした研究開発やビッグ・プロジェクトに、切実な競合関係のライバルがいて、もう一刻を争うような、早い者勝ちに見えるような状況であったとしても、できれば、同じ惑星に生きる友人同胞として、共通の課題や問題点の調査や克服に関しては、できるだけ協力体制を作って、一昔前の時代のように、何でも早いもの勝ちで、勝者が、全部、利益を持っていってしまうような、弱肉強食の競争関係にするのではなく、できるだけ多くの国々や企業や人々と共に、「Win Win」の関係になる、というか、一緒に末永く、仲良く繁栄してゆけるような協力体制を築いてゆくことが、とても大切なのではないか、というように、私は感じております。

 このように、いっけん、普通の一般市民の立場からすると、何でも十把一絡(じっぱひとから)げに、「偉い学者さん」、とか、「何でも知ってる偉い人」、などと考えがちな、学者や研究者の人々に対しても、これは、個人的によく知ってみると、非常によく分かるのですが、当たり前のことですが、学者や研究者であっても、個人的な悩みもあれば、お金や研究上の問題もあるし、また、当然、人間としての、それ相応の欲望や弱みもあるのは、全く当然のことなので、それ相応の注意や対応というのは、必要になってくるものなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2012年6月16日 9:08 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 中国思想 / 政治 / 教育 / 知恵、正しさ / 社会、文化



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