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学生時代に身につけておくべき社会人としての知識やスキルについて Part 12

※現在の社会の税金は、多くの人々が成功し、豊かな生活を送るためのゲームの場所代のような役割に変わってきている Part 2

 もう少し具体的に言うと、例えば、現在の社会で活躍している、どんなに優秀な人であったとしても、仮に電気も水道もガスも電話も道路もなく、また政府も学校も会社もお店もないような国で生まれたとしたら、本当にそれほど成功できたのか、また一見、大した仕事はしていないように見えるかもしれないけれども、多くの人々がある程度、健康で豊かな生活をしていてくれていなかったら、本当にその人達のビジネスは、そんなに大成功できたのか、ということを考えてみるとわかりやすいと思うのですが、現在のある程度、豊かな先進国の中での成功や豊かな生活というのは、単に一人一人の才能や努力だけではなく、現在のような社会があってこそ、また一見、平凡に見えるかもしれないけれども、普通の生活をしている大勢の人々がいるからこそ、そうした人々の成功や豊かな生活が実現できているようなところがあったのです。

 ですので、確かにある程度成功して、収入が上がってくると、自分自身の感覚としては、自分は、他の人々と比べても、本当に一生懸命努力して頑張ってきたと思うことも多いでしょうし、また、収入が少なかった頃と比べると、本当に税金が高くなってきたように感じられることもあるでしょうし、それから時々、政府の無駄や汚職などの事件が明るみに出ると、非常に憤慨したくなるような気持ちになるのもわからなくはないのですが、そうしてある程度、成功して豊かな生活ができるようになった際には、国民の代表の人々が、「これくらいの収入や資産があるなら、この程度の税金の金額は妥当である」と考えて、定めた程度の税金の金額に関しては、もう最初の段階から「自分のお金」とか、「自分の仕事の成果」などとは考えずに、「これは、自分が成功して豊かな生活を送るために、社会にお返しする公共のお金である」というぐらいに考えて、あまり強く執着しすぎずに、気持ちよく支払うことが、とても大事なのではないか、というように考えています。

※ただし、法律でよしとされているような適正な税金の控除や節税は、全く問題ないと思いますが・・・。

 

 続く・・・

 

 追伸

 昨日の文章に次の内容を追加しました。

※そうした支払ったり、渡したりしたお金は、政府や公共的な性質の強い事業を通して、他の多くの人々の所に行くだけでなく、結局、回り回って、自分の所にも戻ってくるのだ、というように考えればよいのではないでしょうか。

※単純に言って、現在のような経済体制の場合には、お金をたくさん稼ぐ人がいることも大事なのですが、それと同じくらい、たくさんお金を使ってくれる人がいることも大事になっています(ただし、無理な出費や、不必要な無駄や、余計な浪費は、あまりよくない面もあるのですが・・・)。

 

 明日は、お休みになります。

 

Cecye(セスィエ)

2019年4月12日 9:03 PM, コラム / 成功論、繁栄論 / 政治 / 教育 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済



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