Light Symbol

有名人や成功者になった人が陥りやすい失敗と、その対策について Part 3

 それでは、それは、なぜ起きるのか、というと、これは、よくよく考えてみないと、なかなかわからないような内容になるのですが、大まかに要点だけを述べると、次のような四つの理由があるからなのではないか、と思われます。

 

1、どんなに成功し、有名になった人であっても、それぞれの時点である程度、好きにやってよいことと、ダメなことがあるものである

 まず一つめは、人間というのは、基本的に欲望の生き物のようなところがあるので、どんな人であっても、ただ一つの望みだけで満足することはできなくて、例えば、一つ何かの目標が達成できたら、また次の目標とか、また一つ何かの欲望が満足できたら、また次の欲望などというように、次々とその人にとっての何らかの目標、あるいは欲望を一つ一つ叶えてゆこうとしてゆくようなところがあるのですが、ところが、どんな人であっても、その人が、その時点で好きにやってもよいことと、それから、その時のその人の立場としては、少しでも勝手にやってしまうと、あるいは、他の人に見つかったり、他の人からとがめられてしまうと、ほぼ完全にNGになってしまうことの二つの内容があるものなのです。

 その具体的な内容は、その人が、まだ無名のうちは、その人を育てたり、鍛えたりしているような人から、結構厳しく教え込まれたり、たしなめられたりして、わりと常に簡単に判断できるようなところがあるのですが、ところが、その人が有名になったり、成功したりして、ある程度、一人前になってくると、どの人もどの人も、その人の指示に従って働くか、あるいは、その人を持ち上げて、機嫌よく働いてもらうか、さらには、その人に自分が取り立ててもらうような立場になってゆくために(逆に周りの人たちが、その人に食べさせてもらってる側になっているからなのですが)、ちょっとやそっとのことぐらいでは、その人に、はっきりと注意できなくなってゆくものなのです。

 ところが、やっぱり世間では、その人の立場としては、「ここまでは、いくらでも自由にやってよいけれども、これ以上は、ちょっとダメ」というような内容が、はっきり決まってしまっているようなところがあるので、そうした一線を越えた行動を一度と言わず、何度もやるようになってゆくと、どこかの段階で、その人の属する企業や調査機関のチェックに引っかかってきたり、マスコミに大きく報道されてしまったり、また場合によっては、警察沙汰になるようなことが起きたりして、その人自身としては、本当に思いがけないような形で、突然、世間からバッシングを受けるような立場になってしまうことがあるのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2018年5月11日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 成功論、繁栄論 / 知恵、正しさ



«

»

おすすめ記事

過去の記事