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有名人や成功者になった人が陥りやすい失敗と、その対策について Part 4

 そうすると、おそらく、その人自身の感覚としては、「自分は、毎日のようにとても忙しく、きっちりした仕事をしていたので、現在の自分の立場は、そう簡単には、一朝一夕に崩れるものではないだろう」などと考えやすいものなのですが、ところが世間というのは厳しいもので、一歩離れて、その人を取り囲む人々の様子を見てみると、そうしたその人自身の考えとは全く違って、「あの人は、これまで非常に優れた実績を出していたので、おそらく今後も同じように非常に優れた実績を出してくれるだろうと思って、いろいろな仕事を任せていたのに、今回のような大騒ぎが起きてしまうと、誰か別の人に仕事を代わってもらわないと、全然、仕事が進まなくなってしまうな」とか、「あの人は、少なくとも世間の道徳や法律に抵触するようなことはしないという前提で、いろいろな仕事をしていてもらっていたので、そうでない人ということになると、前と同じようにいろいろやってもらいたいと思っても、何か反省や禊のようなことでもしてもらわない限り、なかなか以前と同じようには、そう簡単に、すぐには使えないなあ」とか、「清潔感があって、たいへん好感のもてるあの人は、うちの会社や商品のイメージにピッタリだと思って、ものすごい大金をつぎ込んで広告していたのに、こんな事件が起きたのでは、今すぐ対策を考えないと、うちの会社や商品まで大変なイメージダウンになってしまう」などというような感じで、結構、大変な大騒ぎになっていることが多いのです。

 要するに「自分はこういう人間だから、いいだろう」とか、「自分は成功したのだから、少しぐらい好きにやってもいいだろう」などというようなその人自身の感覚とはかなり違って、その人にいろいろな仕事を頼んだり、いろいろなパフォーマンスを求めていた人々は、その人自身ではなく、世間の人々から見えるその人のイメージや、世間の人々から求められているその人のパフォーマンスを信じて、いろいろな仕事を頼んだり、お金を払ったりしていたようなところがあったので、そうした世間の人々からのイメージとはあまりにも違った、その人の人格や言動が明らかになってしまうと、その人が考えている以上に、あちこちで大騒動が起きてしまうことがあるのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2018年5月14日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 成功論、繁栄論 / 知恵、正しさ



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