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霊界や異次元世界に関する真実の追求について Part 5

④時代や地域の違いによる、霊界や異次元世界の状況の違いについて

 四つめは、これは現在、進行中のアセンションとも、かなり大きく関係しているのですが、そうした霊界や異次元世界の説明に関しては、はっきり言うと、時代や地域によって、そうした霊界や異次元世界の状況にかなり大きな違いがあることがあるので、そうした時代や地域による違いを、ある程度、客観的に理解しておく必要があると思います。

 つまり、この地球の歴史において、たくさんの宗教の興隆や衰退が起きてきたように、そうした地上の世界に裏にある霊界や異次元世界でも、時代や地域によって、かなり大きな変化が起き続けてきたようなところがあったのです。

 代表的な例としては、仏教があげられるのですが、仏教の歴史では、最初は釈迦が、主として個人としての悟りを開くような、今日のヨガ的なタイプの宗教を興したのですが、それが時代と共に、もっと集団での悟りの世界を築いてゆこうとするような大乗仏教の時代となってゆきます。

 そして大乗仏教では、瞑想的な悟りを重視する禅宗や、阿弥陀仏への信仰を通して、極楽浄土への往生を目指す浄土教や、さらには、秘密主義的な色彩を持つ、もっと深遠な大宇宙の仏との合一的な悟りを求める密教や、仏教的な理想世界の積極的な実現を目指す法華宗などが発達し、やがて近現代に入ると、もっと学問的な探究や、霊的な体験や、この世的な平和や繁栄を重視する仏教が盛んになるなどといったように、様々なタイプの宗派が成立してきたようなところがあるのですが、これらは単に地上の世界で起きただけではなく、この地上の世界の裏にある霊界や異次元世界の変化の影響も、かなり色濃く受けたようなところがあったのです。

 ですから、特に昔の宗教や、神話に基づく霊界や異次元世界の状況を理解しようとする場合には、単にそうした霊界や異次元世界があるとか、ないというような話だけではなく、「これは、ある時代のある地域で受け入れられていた霊界や異次元世界の話で、これは別のある時代のある地域で受け入れられいた霊界や異次元世界の話」などというように、時代や地域の違いによって、霊界や異次元世界の状況にも、かなり大きな違いが生じることがあることを、ある程度、客観的に理解しておく必要があるのではないか、と思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2017年6月5日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 仏教 / 宗教、道徳 / 知恵、正しさ



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