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人間の知的な成長のプロセスと、より良いコミュニケーションのあり方について Part 8

⑤それぞれの人や生き物の霊的なバックボーンの違いによって、一見、ほぼ同じような物事や言葉であっても、実際には、かなり大きな受け取られ方の違いがあることもある

 五つめは、今度は霊的な観点からの物の見方になってくるのですが、実は、それぞれの人の物事や言葉についての感じ方や考え方というのは、この世的な知識や経験とは全く異なる原因によって、大きな違いが出てくることがあるのですが、それが、それぞれの人が、地上の世界に生まれる以前に、いったいどのような霊界や異次元世界で長く過ごしていたかということや、あるいは、その人が過去生や並行生などにおいて、いったいどのような人生を送ってきたかというような、それぞれの人の霊的なバックボーンの影響になります。

 実際、これはよく考えてみると、とても不思議な話になるのですが、例えば、同じ家族や親族の人であっても、人によって性格や好みにかなり大きな違いがあったり、また人によっては、顔立ちや体つきや才能に至るまで結構大きな違いがあったりするものなのですが、それは、この世的な肉体の遺伝的な関係ばかりではなく、その人が地上の世界に生まれてくる以前に、いったいどのような霊界や異次元世界で長く過ごしてきたかということや、あるいは、その人が過去生や並行生で、いったいどのような体験をしてきたか、ということも非常に大きく関係していることがあるのです。

 もう少し具体的に言うと、例えば、この世的には、それほど大した理由がないにも関わらず、何となく、どこかの国や時代にとても親近感を感じるとか、何らかの歴史上の人物にとても心惹かれるものがあるとか、百科事典や博物館などで見た、どこかの時代の美術品や工芸品にとても興味を感じるとか、あるいは昔の歴史の話を読んだり、昔の遺跡や建物を見た際に、まるでその時代にその場にいたような強い郷愁を感じるとか、よくわからないが、ある宗教の神仏のイメージにとても惹かれるとか、あるいは、それほど練習していないはずなのに、何らかのトレーニングを始めたら、まるで昔からやっていたように、めきめき上達してしまったなどというような場合には、この地上の世界に生まれる以前からの何らかの知識や経験や、あるいは何らかのつながりのようなものが働いている可能性があるということです。

 ただし、こうした霊的な影響が働く、あまり良くないケースとしては、例えば、この世的な理由は全くはっきりしないのだが、何らかの食べ物を見るだけで、もう反射的に拒絶感を感じて、全く口にすることができないとか、あるいは、どこかの時代の歴史の話を聞いたり、その時代の遺跡や建物を見ると、もうそれだけで血筋が凍るような大変な恐怖心を感じるようなケースがあるのですが、こうしたケースの場合には、過去生でそうした食べ物で食中毒を起こして、とても苦しんだことがあるとか、どこかの時代にとんでもない残酷な体験をしたなどというような、かなりネガティブな霊的なバックボーンがある可能性もあるようです。

 このように、どう考えてみても、この世的に理由としてはあまりよくわからないのだが、それぞれの人特有の何らかの霊的なバックボーンの違いによって、たとえ、この世的には、一見、ほぼ同じような物事のほぼ同じような言葉であったとしても、人によっては全く違う印象を持つことがあるかもしれないので、時には、そうした霊的な観点から、それぞれの人特有の個性というものを理解してゆくような努力も、とても大事かもしれないということです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2016年6月24日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 知恵、正しさ



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