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「陰陽説」について Part 8

1、「すべては、一つ」、というような「一元論」は、わりと、多くの人々が受け入れやすい上に、簡単に楽しい幸福な生活が送れる、というような長所もあるのだが、実際の世の中では、とてもではないが、すべてが、一つとは言いきれないような厳しい現実があるし、また、場合によっては、過去、多くの人々が陥れられた、一元論特有の大問題もあるので、それなりの注意が必要である

 まず最初に、一元論的な物の見方に関しては、だいたい、以下のような三つのことが言えます。

 

①「すべては一つ」、「すべては、一つにつながっている」、というような「ワンネス」的な一元論は、確かに、誰にでも、すぐに理解しやすいし、それだけでも、わりと簡単に楽しく幸福に過ごせるようなところもあるのだが、ただ、実際の日常生活に、すべて適用しようとすると、それには、それなりの課題や注意点のようなものがある

 まず第一には、そうすると、多くの人々の単純な理解の仕方として、とにもかくにも、いっけん、非常に魅力的で、妥当だと思われるのは、何と言っても、「すべては、一つ」、とか、「すべては、一つにつながっている」、などというような、いわゆる、「ワンネス」的な発想なのではないか、と思われます。

 それというのは、こうした、「すべては、一つ」、とか、「すべては、一つにつながっている」、というようなワンネス的な発想というのは、誰にでも、非常に分かりやすく、受け入れやすい上に、また、こうしたワンネス的な発想で、世の中を生きてゆこうとすると、わりと簡単に、誰でも、すぐに楽しく、ワクワクしながら、幸福に生きてゆけるようなところがあるからです。

 ところが、こうしたワンネス的な発想には、それなりの問題点もあって、それというのは、たいてい、世間というのは、仕事と言い、学業と言い、日常生活と言い、何をするにしても、そうは簡単に、「何でも、ボタン一つで、OK」、とか、「何でも、一つのやり方で、全部、OK」、などとは、全然、なっていなくて、特に最初のうちは、「これをやるには、このやり方を、一通り、マスターしないといけない」、とか、「それをやりたいのは、よく分かるんだけど、それには、このコツと、この注意点を、しっかり守らないといけない」、などというように、実際には、なかなか、そう簡単には、ストレートに行かないようなことも多い、ということなのです。

 ですから、単純に、「すべては、一つ」、「すべては、一つにつながっている」、というようなワンネス的な一元論的な考え方というのは、ものすごく物事を、シンプルに楽しく幸福に考えながら、生きてゆけるので、非常に良いところもあるのですが、ただ、世の中の実情としては、「何かやるには、それには、それなりの一定の手順や手続きをこなさなくてはいけない」、とか、「ここだけは、しっかり押さえておかないといけないポイントや注意点のような部分がある」、などというようなところもあるので、そうは、単純に、すべての日常の仕事や学業や生活に導入するには、かなり無理なところもある、ということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2012年5月31日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 中国思想 / 人生観、世界観 / 宗教、道徳



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