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現在の世界の政治や経済の問題と、今後の展望について Part 2

 それでは、こうした現在の世界情勢の変化について、いったい、どのようなことが言えるのか、というと、だいたい次のようなことが言えます。

 

1、現在の世界中の国々のインフレの場合、ロシアによるウクライナ侵攻が主な原因なので、それぞれの国の政治家達が、現在できうる最善の対応策を取り続けているのであれば、知恵ある国民の立場としては、多少生活上の困難はあったとしても、お互いに助け合いながら、ある程度の期間の間は、そうした政治家達の政治をしっかり支持し続けてゆくことが、とてもとても大切である

 まず第一には、これは以前にも少し述べましたが、現在のような世界情勢の場合、たいてい個人の表現の自由や、言論、出版の自由が保障されている民主主義の国々の社会では、特に野党の政治家やマスコミやネットの人々は、こうした物価やエネルギー価格の高騰の責任を、与党の政治家のせいにして、大騒ぎするような言論や活動が増えてゆくことが多いのですが、現在の世界の状況の因果関係を冷静に調べてゆけば、よくわかるように現在の世界の急激かつ過度なインフレの責任は、国内の政治家の無能無策が原因なのではなく、今年の二月から始まったロシアによるウクライナ侵攻以降の様々な出来事が原因で起き始めたことです。

 ですので、こうした現在の国内のインフレの問題を、過度に国内の政治家や政党の責任にして、あまりに大騒ぎするような社会情勢になってしまうと、自然な形であれば、そうした国際問題が解決して、しばらくすれば、世界的な経済情勢も、また再び、少し昔のような形にある程度、しっかり落ち着いていったはずであるかもしれないのに、かえって、その後も十年、二十年と、ずっと長く政治や社会の混乱が起き続けてゆく可能性もあるので、とても危険なのではないか、というように思われます。

 それゆえ自分の国の政治家が、本当にあまりにも無能無策なために、そうした国内の急激かつ過度なインフレが起きて、多くの人々が大変な生活を強いられているのであれば、それは与党の政治家や政党の問題であるとして、政権交代を図るべきなのかもしれないのですが、そうではなく、現在のように世界中の国々で大変なインフレが進んでいるような状況において、自分の国の政治家が、多くの人々の生活を守るために、できることは限られているとしても、ある程度きっちりやれるだけのことは、しっかりやっていると判断できる場合には、野党の政治家やマスコミやネットの人々の過激な言論からは少し距離を置いて、そうした与党の政治家の人々が、できるだけ最善の政治的な対応をしっかりできるように、知恵ある国民の立場としては、多少大変な生活上の困難はあったとしても、お互いに助け合いながら、特に現在のような世界の情勢の場合には、選挙の際には現在、与党になっている政治家や政党に投票して、できるだけ安定多数の議会運営ができる政権を維持できるように、しっかり支持し続けてあげることが、とても大事になるのではないか、と思われます(参考1参考2参考3)。

※こうした際に民主主義国の政治状況が大きく不安定になってしまうと、外国の独裁政権や、軍事的な覇権主義の国々の圧力を大きく受けやすい状況になってしまったり、わりときっちりした経済対策がとれずに、かえって非常に長い期間に渡って、国民が大きく不幸になってしまう可能性があるので、とても注意が必要です。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2022年10月30日 10:01 PM, おすすめ記事 / 人生観、世界観 / 成功論、繁栄論 / 政治 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済 / 軍事



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