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第二次世界大戦当時のソ連とスターリンについて Part 4

4、もし当時のナチス・ドイツとソ連が、ヨーロッパ全土を席巻するような大きな軍事的な成功を得られなかった場合には、その後の日独伊三国同盟もなく、世界規模の戦争にもならなかった可能性がある

 それでは、なぜ当時のドイツは、当時のフランスやイギリスを初めとするような、たくさんのヨーロッパの国々に軍事侵攻できたのか、というと、当時、ヨーロッパの東側で大きな軍事力を持っていたソ連が、当時のドイツと準同盟関係になっていて、当時のバルト三国やフィンランドなどに軍事侵攻していたので、絶対にドイツに戦争を仕掛けてくることはない、というような当時のソ連の指導者のかなりしっかりしたお墨付きを得ていたからであるというのは、かなり明らかなのではないか、ということです。

※現在と違って、当時のイギリスやフランスは、世界中にたくさんの植民地がある非常に大きな大国でした。

※いくら当時のドイツ軍が強かったとしても、最初の時点では、ヨーロッパ西部のフランスやイギリス、それからヨーロッパ東部のポーランドやソ連の東西両方面で同時に戦争をするようなことは、全く考えていなかったはずです。

 それで、ここからがややこしいのですが、当時の世界では、世界中の至る所で、とてつもなくひどい人種差別もあれば、過酷な植民地支配もあったので、はっきり言って、決して、当時のイギリスやフランスやアメリカなどの国々が、完全な正義であったなどとは、なかなか言えないようなところがあったのですが、しかし、もし、そうした形で当時のドイツが、当時のヨーロッパの国々をほとんど全部席巻してしまうような、大きな軍事侵攻に成功していなかった場合には、おそらく当時のイタリアも大日本帝国も、当時のドイツと同盟関係を結んで、戦争を拡大しようとは思わなかったのではないか、ということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2022年6月29日 12:07 PM, 政治 / 歴史 / 軍事



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