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現在、人類が世界の分断や対立を乗り越えてゆくために必要な知恵について Part 10

5、かなり深刻かつ敵対的になってしまった人間どうしの対立と、第三者的な立場の人々の取りなしについて

 それでは、こうした、ちょっとやそっとの接触や話し合いぐらいでは、なかなかうまく収まりきらないような、かなり深刻かつ感情的、敵対的な人間どうしの対立が起きてしまった場合には、いったい、どうすればよいのか、というと、これは本当にかなり難しい内容も多いのですが、だいたい次のようなことが言えます。

 おそらく、これは人間であれば、誰もが一度と言わず、何度も体験したことがあるかもしれないような内容になるのですが、たいてい、そうした形で、ちょっとやそっとの接触や努力だけでは、そう簡単には誰が、どうやってもうまくまとめられないほど、かなり深刻かつ感情的な対立関係になってしまっているような状況では、はっきり言って、自分達が言いたいことは、もう山ほどあるのに相手は、これっぽっちも理解してくれないばかりか、さらには全く何も聞いてくれないような状況になっていたり、また、相手の言ってくることも、ほんのちょっと聞いたくらいでは、ほとんど全く理解できない上に、本当に腹の底から頭に来るようなことばかりなので、「本当にお前は人間なのか?」「あなたは、自分の喋っている言葉の意味が、本当にわかっているの?」「バカを言うな!」などと怒鳴ったり、殴ったりしたくなるような状況になっていたり、さらには、相手の言ってくる要求も、ほぼ理解不能なので、思わず感情的になって、怒り出してしまったり、もう話すのも嫌になって、黙り込んでしまったりするようになったり、あるいは、こちらの要求を100パーセント受け入れられないなら、全く話し合いにもならないように感じられることも多いのではないか、というように思われます。

 こうした際に、そこに当事者の人々だけでなく、もし第三者的な立場の人々がいる場合には、時々、間に入って、双方の話の要旨をまとめてくれたり、お互いに歩み寄るべき点や、そうした問題の解決のための打開策を、いろいろ親身になって、提案してくれたりすることもあるのですが、特にそうした第三者的な立場の人々がいない場合には、たいてい双方で、かなり感情的な強い言葉のぶつけ合いになったり、また時には、それでも収まらずに暴力沙汰に発展していってしまうこともあるようです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2022年5月25日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 政治 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 軍事



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