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人間の知的な向上と霊的な悟りの関係について  Part 30

3、高い知性を持っていても、霊的にかなり危険な状態の人について

 三つめは、これは非常に残念な内容になるかもしれないのですが、実は、たとえ知的なことに関して、かなりきっちりとした様々な高度な知識や技能を身につけたとしても、霊的なことに関しては、ほとんど何も調べたこともないし、また体験したこともないにも関わらず、すぐに断定的な感じで、そうした霊的なことを全面否定しているような人の中には、生前はともかくとして、亡くなった後、霊的な悟りとは、本当に全くほど遠い、はっきり言うと、死後のその人の霊的な姿や行動のあり方を見る限り、どう考えてみても、「これは悪霊というよりも、もっとひどい悪魔なのではないか」と思われるような霊的な存在達が、たくさんいる霊的な領域に深く入り込んだまま、かなり長期間に渡って、すっかり出て来れなくなってしまうような人が、時折出てくることがあったようなのです。

 その理由は、これは前にも何度か述べたことがありますが、この物質世界はともかくとして、肉体の死後、霊的な世界に移行した後の人生では、肉体ではなく、その人の心の状態が即、その人の霊的な世界での姿形や生活のあり方を、わりとそのままの形でストレートに決めてしまうようなところがあるので、はっきり言って、この物質世界で生きているうちから、すぐにバカにして、他人の話をあまり真剣に聞こうとしなかったような人や、あるいは、自分の信念にばかり深く傾倒したまま、霊的な話を全く受け入れなかったような人の中には、肉体的に亡くなった後、この物質世界と非常によく似た「幽界」と呼ばれる異次元世界で、自分が死んだことすら気づかずに、この物質世界でそのまま生きていると深く信じ込んだまま、ずっと出て来れなくなってしまうようなことが、これまでの時代には、非常に多く起きていたからなのです。

 ですので、残念ながら、これまでの時代には、たとえ知的にかなり優れた知識や技能の持ち主であったとしても、霊的な世界のことに関して、あまりにも無知な人であった場合には、霊的な悟りに近づくどころか、死後、この物質世界とほとんどそっくりの幽界に入ったまま、ずっと出て来れなくなってしまうような人や、さらにそうした人の中には、あまりにも傲慢に自分勝手なことばかりしようとするために、「これは、もうほとんど悪魔の生活に近いのではないか」と思われるような、霊界でも、かなり真っ暗な領域に入ったまま出て来れなくなってしまうこともあったようなので、こうした霊的な知識を持っているかどうかの違いというのは、この物質世界での生活はともかくとして、死後の霊的な世界での生活においては、かなり重要なところがあったようです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2021年8月26日 9:03 PM, イスラム教 / インド思想、ヒンドゥー教 / キリスト教 / スピリチュアリズム、霊界 / ユダヤ教 / 中国思想 / 人生観、世界観 / 仏教 / 宗教、道徳 / 時間と空間の秘密 / 知恵、正しさ / 神道



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