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人間の知的な向上と霊的な悟りの関係について  Part 22

2、深い精神統一によって、神仏と一体となるような「悟り」の体験について

 二つめは、これは、もう少し難しい内容になってくるのですが、要するに、かなり深く宗教的な学びや祈りや瞑想を極めていった人の中には、ちょっと普通の凡人には、なかなか理解しがたいような非常に深い悟りの感覚を得るような人々が、大勢いたということです。

 そうした悟りの状態をある程度、普通の人でもわかりやすいように説明すると、要するにそうした宗教的な学びや祈りや瞑想を深めてゆくと、ある段階から、この世界で何が起きても、そう簡単には全く動じないような非常に深い精神統一が、ほぼ一日中できるようになってくるのですが、そうした、ほぼずっとと言ってもよいくらい、常に非常に深い精神統一の状態に入っているような人のことを、昔から多くの人々は、「あの方は、とても深い悟りの境地に入っている」などというように考えていたのではないか、ということなのです。

 また、そうした常に非常に深い精神統一に入れるようになった人の中には、さらにもう一段高い感じで、「まるで神仏が、そこにいるのではないか」と思われるような言動をするような人や、また時折、すごい神通力や奇跡を起こすような人もいたようなので、そうした人のことを、昔から多くの人々は、「あの人は、すごい悟りを開かれた人だ」とか、「あの人は、もう神仏のような人だから」などというように言っていたのではないか、と思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2021年8月4日 9:03 PM, インド思想、ヒンドゥー教 / キリスト教 / スピリチュアリズム、霊界 / 中国思想 / 人生観、世界観 / 仏教 / 宗教、道徳 / 瞑想 / 知恵、正しさ / 神道



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