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知ることと人間性の関係について Part 31

1、政治家を選ぶための政治制度としては、一定期間ごとの選挙によって、あまり有能でない人物や、危険な人物にはやめてもらい、できるだけ知性的にも人間的にも優秀な人物になってもらえるような制度になっていることが多い

 まず一つめは、これは、たいていの国では、大勢の人々のこれまでの歴史的な経験から生み出された経験則のようなものになっていることも多いのですが、私達の社会では、たとえ、どんなに知性的にも人間的にも優秀な人物であったとしても、そうした人をあまりに完全に信頼しすぎて、政治の運営を任せておくと、結局、どこかの段階で戦争に負けたり、経済的に破綻したり、国内が大混乱したりして、うまくいかなくなってしまうことが多かったので、それゆえ、よほどの例外的な特別優れた人物でもない限りは、一定期間ごとに選挙を行って、あまり有能ではない人物や、危険な人物には、政治家をやめてもらうようにしたり、また、できるだけ多くの国民から信頼されるような知性的にも人間的にも優れた人物に政治家になってもらえるような政治の仕組みを整える国が多くなってきたということです。

 そして、そうして国民から選ばれた、知性的にも人間的にも最も優れた政治家の下で、たくさんの優秀な人々に働いてもらうようにしたり、また、そうした政治家が話し合って、国の法律を定めて、そうした法律の枠の中で、国民が自由に活動できるような民主的な制度を作るようになることが多かったということです(参考1参考2参考3参考4)。

※企業の経営に関しても、国の法律の遵守や、国の定めた監査だけでなく、株主総会において、大勢の株主による一定期間ごとのチェックが入ったり、また宗教を含めた様々な団体などにおいても、会議や集会などにおいて、一定期間ごとにある程度のチェックが行われるような体制になっていることが多いようです。

※特に二つ以上の大きな政党が、代わる代わる、政権を運営するような政治体制になっているような国では、まるで現在の政権の成果のようにもてはやされているが、よく調べてみると、本当は、現在は野党になっている過去の政権の政治的な成果で、現在の政権は、過去に散々反対していた政策だったとか、また逆に、まるで現在の政権の間違いや失敗のように責められているが、よく調べてみると、本当は、現在は野党になっている過去の政権の間違いや失敗が大きな原因になっていたのに、なぜか、そうした過去の政権だった野党が、まるで現在の政権の間違いや失敗であったかのように責め立てているような、かなり不思議な状況になることがあるようです。ですので、こうしたそれぞれの時代時代の政治家や政党の評価は、なるべく冷静に、しっかりと順序立てて、因果関係を明らかにしてゆくことが、とても大切なのではないか、と思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2020年10月22日 9:08 PM, 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 成功論、繁栄論 / 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済 / 軍事



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