Light Symbol

ヨハネの黙示録について Part 10

 また昔は、それこそ教会に行かないと、聖書の言葉を聞くことも、神やキリストや聖人や天使達の絵画や像を見ることも、また彼らの霊的な臨在を感じることも、なかなか難しかったかもしれないのですが、ここ数百年の間の宗教改革や民主革命や、出版、印刷技術を初めとするような科学技術の発達や、さらには近年のインターネットの発達などによって、現代であれば、たいていのキリスト教徒の人々は、好きな時に好きな場所で、好きなだけ自分の聖書を読んだり(昔は、聖書は教会にしかなかった上に、ほとんどの人は文字が読めなかったので・・・)、神やキリストや聖人や天使達の絵画や像を見たり、祈ったり、瞑想したりして、それぞれの人がある程度、自由に神やキリストや聖人や天使達の霊的な臨在を感じられるような時代に大きく変わってきたわけです。

 ですので、よくよく冷静に考え直してみると、21世紀初頭の特に現代の先進国の国々では、物質世界の状況としては、古代や中世の人々の考える天国の生活にかなり近いくらいの非常に大きな自由や快適さや豊かさを享受できるような世界に大きく変わってきているのではないか、ということなのです。

 残念ながら、まだ現代の時代には、世界のあちこちに、とてもではないが天国とは、ほど遠そうな戦争や犯罪や貧困などの地獄的な出来事もたくさん残ってはいるのですが、それでも大昔の時代に比べると、世界中、どの国々にも愛情や親切心や知恵や向上心に満ちた人々が大勢いて、できるだけ、お互いに争い、奪い合うような生活ではなく、できるだけ、お互いに愛し合い、協力し合って、より良い、より自由で平和で豊かで幸福な世界になるように努力し続けるような世界に大きく変わってきています。

 それゆえ最終的な結論としては、21世紀初頭の現在の世界の様子から考えてみる限り、どう考えて見ても今後の未来において、ヨハネの黙示録通りの完全な出来事なんて起こるわけないような世界の状況になってきているし、また、もうすでに現在の時点でも、聖書や黙示録に書かれている以上の非常に自由で平和で豊かで幸福な世界になってきているのではないか、ということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2018年11月30日 9:03 PM, キリスト教 / スピリチュアリズム、霊界 / ユダヤ教 / 予知、予言、未来予測 / 宗教、道徳



«

»

おすすめ記事

過去の記事