結局、「光と闇の戦い」とも、「アセンション」とも呼ばれるような、この宇宙の最終戦争では、ある意味で、すべての人が、ありとあらゆる破壊や混乱の中に巻き込まれ、また、ありとあらゆる苦悩や悲しみを味わうことになったのだが、ただ、ある意味では、この宇宙の創造主の下で、ほぼすべての人々や生命達が、本当の意味での信仰や理想や愛や知恵や希望を見いだすことに成功したとも言えるような、あらゆる闇の体験と、あらゆる光の体験を、すべて一通り味わうことになるような究極の試練の機会だったと言える
さて、それでは、最後に、要するに現在の人類の置かれた状況は、いったい、どういう状況なのか、というと、大体、次のようなことが言えます。
まず最初にお話ししなくてはならないことは、これまで、このブログでは、「アセンション」というタイトルで、現在の地球や宇宙の置かれた霊的な背景や、あるいは、現在のアセンションの状況や、現実の物質世界の改善策のようなことについて、それなりに詳しく触れてきた、ということなのですが、ここまで熱心にお読みになられた方なら、ある程度、お分かりになるのではないか、と思われるのですが、はっきり言うと、こんなめちゃくちゃな未来技術もあれば、汚い陰謀や駆け引きもあれば、また良心の呵責のひとかけらもない究極のテロリストを相手にするような、何でもありみたいな訳の分からない究極の戦争が行われた世界において、絶対に何一つ傷つかず、何一つ失う物もなく、また何一つ負け知らずだったような究極の存在なんて、この世には、いなかった、ということと、それから、そうした世界において、絶対に何一つ過ちを犯さず、何一つ汚いことをせず、また何一つ大変な苦しい目に遭わなかった存在も、この世には、いなかった、ということです。
昔の北ヨーロッパの伝説上の予言で、「この世の終わりの頃、最終戦争があるが、その時、どんなにベストのベストのベストを尽くしても、誰一人生き残る者はなく、結局、すべての者が死に絶えることなるが、やがて、そうした絶望と廃墟の淵（ふち）から、新たな素晴らしい世界が出来上がってゆくだろう」、というような話があったかと思うのですが、現在、このブログで述べているような「光と闇の戦い」、あるいは、「アセンション」に関してもほとんど同じなのであって、私の結論としては、この霊的宇宙的な最終戦争がらみの光と闇の戦いにおいては、結局、ある意味で、すべての人が信仰に破れ、希望を失い、苦悩の中に埋没し、自分が最も大切としていたものさえ、まるでゴミのように捨てざるを得なくなるような、とんでもない背徳者や失敗者の生活をせざるをえなくなった、ということもできるのだが、しかし、また、ある意味では、ほぼすべての人が、それでも、どこかに光を見つけ、希望の火を掲げ、新しい指導者を見つけ、新しい目標を掲げて、新たな理想郷を築き上げようと努力することを止めない立派な聖人や偉人のような存在になった、という点で、私は、現在の「アセンション」と呼ばれる光の大事業は、ある意味で、誰もが完敗し、また、ある意味で、ほぼ誰もが救いを得、勝利を得た、というのが最も正しい状況説明になるのではないか、と考えています。
つまり、私の結論は、一つです。
常に理想と愛の火は、高く掲げるべきであるが、その過程では、決して、どんなことがあっても、どんな者に対しても、その存在をまるで絶対悪のように見ることがあってはならない。
だが、もし、その存在が全世界的、あるいは、全宇宙的な統合や融合に対して、あくまで敵意と陰謀を巡らすのであれば、その時は、たとえ、いかなる犠牲を払おうとも絶対に妥協することはないし、また絶対に屈することもしない。
ただ、いかなる大変な混乱や苦難の状況に置かれたとしても、相手の中に真の光を見いだす努力と、その光を正しい方向に変えて、導き、そして、正しい方向に伸ばすための努力は絶対に放棄せず、そして、この宇宙の光の創造主の下に最大多数の最大幸福の実現のために、断固とした行動をとり続けるべきである。
つまり、常に人を見る時には、決して、相手を根っからの悪魔のように見てはいけないが、だからと言って、相手が、不当な悪の行為をしてくる場合には断じて妥協せず、最後まで相手を変えるための努力と行動をし続けてゆくことと、そして、もし、それでもダメな場合は、きっちりとした最後通牒を突きつけて、それなりの断固とした態度と行動をとることが、とても大切なのではないか、というように私は考えております。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2011年11月10日 9:10 PM, コラム / スピリチュアリズム、霊界 / 人生観、世界観 / 宇宙文明、古代文明
