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人間の知的な向上と霊的な悟りの関係について  Part 32

 二つめは、これは現在の社会でも、時折、様々な場面で問題になることが多いような内容になるのですが、要するに学問的な知性や、お金を儲けることなどについての経済的な知性は、あまり高くないので、この世的に非常に高学歴であったり、経済的に裕福であるとは、あまり言えないにも関わらず、その人自身の霊的な学びや、宗教的な信仰や、あるいは、生まれ持っての直感や経験などから、「頭が良い人や裕福な人はみんな、それが正しいと言うかもしれないけれども、自分が学んだ霊的な教えや、宗教的な信仰や人生経験から考えると、多分間違っているのではないか」とか、「若い人はみんな、それが良いとか、悪いとかというけれども、何となく自分は、それが直感的に正しいと思う」などというように、その人自身の霊的な学びや、宗教的な信仰や、あるいは、直感や経験などに基づいて、その人独自の意見を持つだけでなく、しかも長い時間の間にそうした意見の正しさが、きっちりと証明されるようなケースがあるようです。

 ですので、こうしたケースの場合、確かにその人は、この世的には、知的にそれほど高いとは言えないかもしれないけれども、ある種の霊的な悟りのような知恵を持っていたというように考えてよいのではないか、というように思われます。

 もちろん、こうした意見の中には、その時点においても、また長い時間を経た後であっても、結局、ただの頑固な思い込みや間違いであることも多いようなので、残念ながら、そうした意見のすべてが正しいとは、とてもではないが言えないようなところもあるのですが、ただ、その時点はともかくとして、長期的な結果として、あるいは、さらにもっと進んだ学問的な成果として、結局、そうした意見が正しいものであった場合には、そうした人は、この世的な知性は今一つであったとしても、霊的には、ある種の悟りを得ていたというように考えてよいのではないか、ということです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2021年8月31日 9:03 PM, イスラム教 / インド思想、ヒンドゥー教 / キリスト教 / スピリチュアリズム、霊界 / ユダヤ教 / 中国思想 / 予知、予言、未来予測 / 人生観、世界観 / 仏教 / 宗教、道徳 / 瞑想 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 神道



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