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大自然の中の様々な霊的な存在達の活動について Part 21

 少しお休みしましたが、今回から前回の続きの文章を載せてゆきたいと思います。

 

4、昔からの伝統や慣習に連なる霊的な教えと、現代的な生き方をうまく調整し、再統合してゆくための方法について

 ここでは、さらに自然を縁とする異次元世界と、この物質世界で生きる人間の関係について、様々な観点から述べてゆきたいと思います。

 先ほどから述べてきているように、近現代以前の古代や中世の人々は、普段、自分達が生活しているこの世の世界とは別に、この世界のすぐ裏、あるいは、空の上や海の彼方や、地面の下などにも様々な世界があって、そして、そうした世界にも、そうした世界独自の様々な人々や生き物達がいることを、かなり強い現実感を持って感じていたようです。

 その理由としては、そうした古代や中世の時代には、科学が、あまり発達していなかったり、教育が行き届いていなかったりしたために、多くの人々が、現代人が言うところの第六感というか、超感覚的な知覚が、かなり強かったからなのではないか、と思われます。

※現代でも自然の多い地方で長く生活したり、長時間、祈りや瞑想中心の生活をしていると、どんな人であっても、多少霊的に敏感になってくることが多いようです。

 

 そうした時代の人々の日常的な体験の例を幾つかあげると、例えば、「この世的には誰もいないはずなのに、あそこに行くと、いつも誰かに見られているような気がする」とか、「何かをしたら、とてもいけないことをしてしまったらしく、とても穢れた罪深い感じがするようになったのだが、別の何かをしたら清められて、とても安らかな気分になった」とか、「同じ場所なのに夕暮れ時や真夜中になると、まるで全く別の世界にいるような気がする」とか、「この神聖な儀式をすると、巫女に神霊が乗り移って、神聖な言葉を伝えてきた」とか、「今のあの人には神の守護があるので、何をやってもうまく行くようだ」とか、「あの動物は、普通の動物の雰囲気とは全然違っていたので、おそらく神の遣いとして、何か大切なことを伝えに来たのだろう」などというような感じで、そうした時代の人々は、この物質世界以外の様々な異次元世界や、そうした異次元世界の様々な存在達の影響をかなり身近に感じながら、毎日、できるだけ幸せな人生が送れるように、また逆に言うと、できるだけ突然、大変な目に遭って、不幸な人生を送らなくても済むように、かなり注意深く過ごしていたようなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2020年2月1日 9:03 PM, おすすめ記事 / スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳 / 時間と空間の秘密 / 歴史 / 社会、文化 / 神道 / 自然、生命



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