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霊的、宇宙的に見た人間や生き物の生まれ変わりについて Part 83

※「人間」と「生き物」の違いについて

 これまで「人間」や「生き物」という言葉をたくさん使ってきたのですが、多少、意味が曖昧なところがあるので、少しだけ説明してみたいと思います。

 霊的に見ると、この宇宙のすべての存在は、元々は、この宇宙の創造主(根源の神仏と言ってもよいですが・・・)の光によって創られたものなので、動植物のように、すぐに生命であると、はっきりわかるようなものばかりでなく、そうではない、例えば、石や水や空気のようなものであっても、一つ一つの存在が(原子や分子のような非常に小さいものも含めて)、そうしたこの宇宙の創造主の光が宿った生命であるようなところがあります。

 それゆえ、人間も精神的に非常に澄みきった状態になると、大自然のすべての存在の中に、とても生き生きとした生命感を感じるようになったり、また、そうした大自然の一つ一つの存在の中に、様々な感覚や意志があることがわかるようになったりすることがあるのです。

 そうした意味で、この宇宙にあるすべての存在は、生命を持って生きているようなところがあります。

 前にも述べましたが、そうした大宇宙の生命の営みの中で、あらゆる生命は、最初は原初的な生き物から始まって、その後、長い時間をかけて、少しずつゆっくりと、より複雑で高度な生き物へと進歩してゆき、そして、ある段階から、人間のような姿形の生き物としての生命体験を送るようになってゆきます(そうでないケースもありますが・・・)。

 ところが、たとえ人間のような存在になるまで成長してこれたとしても、みなさんもよくご存知のように人間のような存在になると、今度は、単なる意識的な進歩や能力的な向上の問題ばかりでなく、人間社会の中での善悪の問題や大自然との共生の問題など、もっと高度な、かなり難しい文明的な問題にぶつかることが多いので、その後も、ずっと順調に霊的に進歩し続けられてゆくわけではないのですが、さらにその後、この世的な知性や自由性を伸ばすだけでなく、この宇宙を創った創造主の愛や叡智をある程度理解できるようになると、だんだん、もっと霊的に高度な、いわゆる「神仏」や「天使」や「菩薩」の世界に向かって、さらなる霊的な進歩を重ねるようになってゆくのです。

 ですので私の文章では、これまで「人間」と「生き物」とでは多少、言葉の使い方を変えて、説明してきたようなところがあったのですが、ただ前にも述べたように、これは、だからと言って、人間が何でも上で、それ以外の生き物はすべて下なので、人間は、そうした生き物に対して、何でも自由に好きなことをしてよいというような意味ではありません。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2019年2月7日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宇宙文明、古代文明 / 宗教、道徳 / 自然、生命



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