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職業と人生 Part 13

6、それぞれの人にあった天職の見つけ方について

 さて、そうした話はいったん置いておいて、ここからは、その人独自の天性の適職のようなものは、いかにして見つけてゆくべきなのか、ということについて考えてみたいと思うのですが、大まかに言うと、だいたい次のような20のことが言えます。

 

①それぞれの人にとっての天職のような仕事を見つけるためには、できるだけ多く様々な仕事を実際に見聞きしたり、やってみる必要がある

 一つめは、これは単純にそれぞれの人が、いろいろ見聞きしたり、実際にやってみた仕事の中で、自分が「これは面白そうだ」と最も興味を持ったり、また、実際にやってみた際に非常にワクワクして、最も楽しいと感じられるような仕事があった場合には、それは単純にその人独自の天職のような仕事である可能性が高いということが言えるようです。

 ただし、こうした天職のような仕事を見つけるためには、それ以前に「いったい、自分は何を面白いと感じ、何をやっている時に一番充実感を感じるのか」ということを、できるだけ明確に知っておく必要があるので、できるだけ多く、そうした仕事を実際に見聞きしてみたり、さらには、少しでも実際にやってみる必要があるということが言えるようです(参考)。

 

②それぞれの人にとっての天職のような仕事を見つけるためには、できるだけ多く様々な仕事を見聞きしたり、体験したりして、その人にとって、絶対に苦手な嫌なものは何なのか、ということを知る必要がある

 二つめは、これはあまり言われないのですが、人間には、一見見たくらいでは、なかなかわからないことも多いのですが、実際にそれをやってみると、「本当に心底、その行為が嫌(いや)で嫌で溜まらない」というような、ほぼ絶対的に苦手なものがあったりするものなので、私は、できるだけ若いうちに少しでもよいので、いろいろな体験をしてみて、「自分は、これだけは絶対に嫌だ」とか、「絶対に苦手だ」というようなものを、あらかじめ発見しておくことが、とても大切だと思います。

 そうした発見が遅いと、これは、みなさんもあちこちで見聞きしたことがあるような話になると思うのですが、せっかく誰もが羨むような良い仕事に就けたにも関わらず、数年も経たないうちに、その仕事が嫌で嫌で溜まらなくなって、止めたくなってしまったとか、就職氷河期などと言われて、一生懸命あちこち面接して、何とか仕事を決めたのに、いざ勤めてみたら、全然何のやりがいも満足感も見いだせないような生き地獄のような状況になってしまったなどというようなことが、世の中には、結構よくあるからです。

※長い人生の間には、どんな人でも、その人自身としては、あまり好きになれないような嫌な仕事をしなくてはならなくなったり、また後から考えてみると、そうした体験がプラスに働くこともあるかとは思うのですが、ただ、そうしたケースの場合でも、基本的には、「自分は、その仕事自体は大好きである」とか、「自分が、生理的に大嫌いな仕事ではない」というような状況であることが多いので、自分が、本当は何が好きで、何が嫌いなのか、ということは、できるだけ自分自身の実体験として、よく知っておく必要があると思います。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2015年3月13日 9:03 PM, おすすめ記事 / 人生観、世界観 / 成功論、繁栄論 / 教育 / 社会、文化



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