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学生時代に身につけておくべき社会人としての知識やスキルについて Part 8

6、できれば、学生時代のうちに毎日、できるだけ健康で幸福で豊かな生活をするための知識や技能を身につけておいた方がよいかもしれない

 六つめは、これは、まだ現在は、あまりはっきりとは言われていないような内容になるのですが、現代の社会というのは、少し昔の時代とは、いろいろな意味で単に勉強や仕事の仕方のみならず、一人一人の生活の仕方も、かなり大きく変わり続けているような時代になっているので、そうすると普通、私達の社会では、まるで当然のように思われて、ほとんど、あまり気にされることもないような一人一人の生活する知識や技能の違いによって、それぞれの人の感覚としては、かなり思いがけない感じで、非常に大きな幸福を手に入れることもあれば、またある程度、そこそこの幸せを手に入れることもあり、それから場合によっては、とんでもない不幸な生活の連鎖に置かれるようになることもあるので、とても注意が必要なのではないか、ということなのです。

 これは具体的に言った方がわかりやすいと思うので、もう少し具体的に述べてみたいと思うのですが、たいてい現在の学校では、勉強や仕事に関する知識や技術や、普通の社会人のあり方などはある程度、しっかり学ぶことが多いと思うし、また一般には、あとは、それぞれの家庭である程度、きっちりしたしつけや家事の仕方などを教えてもらえれば、それで普通の社会人として、立派に生きてゆけそうに感じるものです。

 ところが実際の社会では、たとえ、ほぼ同じような収入や境遇の生活環境に置かれていたとしても、ある人は、ほぼ同じような予算や材料から、いつもとてもおいしい料理を作って食べているかと思うと、別のある人は、非常にまずかったり、味があるのかないのか、よくわからないような食べ物しか食べていないようなことがあったり、また、ほぼ同じような場所や値段の家や部屋であっても、ある人は、いつもとても清潔で整った、とても機能的な家や部屋に住んでいるのに、別のある人は、いつもぐちゃぐちゃで足の踏み場もないような汚い家や部屋に住んでいるようなことがあったり、それから、ほぼ同じような収入や財産の人であっても、ある人は、いつもある程度、ゆとりのある豊かな生活をしているのに、別のある人は、いつもお金がなくて、大変な経済状況の生活をしていることもあるなどというように、結構、一人一人の個人の生活に関する知識や技能の違いによって、かなり大きな幸不幸の違いが出てくることがあるのです。

 ですので、確かに一見、頭が良くて、仕事ができれば、それで一生良い生活が送れてゆけそうに思うものなのですが、実際には、お金があろうがなかろうが、会社で出世していようがいなかろうが、また結婚していようがしていなかろうが、それから家を持っていようが持っていなかろうが、その人が、個人的な生活に関する知識や技能を、どれくらい持っているか(生活に関するIQのような概念になるかもしれませんが・・・)、ということの違いによって、実際のそれぞれの人の人生では、かなり大きな幸せ、不幸せの差が生まれることがある、ということは、昔の時代と比べると、かなり豊かな社会に生きるようになった現代人としては、もうそろそろ、よく知っておいてもよい知恵なのかもしれません。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2019年4月5日 9:03 PM, おすすめ記事 / 人生観、世界観 / 健康、医療 / 宗教、道徳 / 成功論、繁栄論 / 教育 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済 / 結婚、家庭



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