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ゼロ・ポイント以降の霊的な注意点について Part 41

 さて、そうすると、いったい、どのような物やお金に対する考え方を持てばよいのか、というと、だいたい、次のような三つのことが言えます。

 

①物質的に豊かな社会では、物やお金の価値よりも、人間としての体験や時間の価値や、人間自身の価値の方が、相対的に、だんだん高くなってゆきつつある

 一つめは、これは、最近では、だんだんメジャーになってゆきつつある考え方になるのですが、一昔前の時代と比べると、現在のような豊かな社会では、食べ物や住む場所や持ち物の価値や、あるいは、そうしたものを買ったり、借りたりするためのお金の価値というのは、需要と供給の原則で、相対的にだんだん下がってゆきつつあり、それに代わって、それぞれの人の体験や時間の価値、つまり、それぞれの人の人生そのものの価値や、さらには、人間そのものの価値の方が、相対的に、だんだん上がってゆきつつあるのではないか、ということです。

 つまり、確かに物やお金があれば、いろいろな楽しい面白い体験はできるかもしれないけれども、そうしたお金を稼ぐために、あまりにたくさんの時間を使い過ぎていると、自分が本当にやりたいことをするための時間や、自分が純粋に楽しみ喜ぶための時間が少なくなってくるので、結局、お金は稼げたかもしれないけれど、損したことになる、とか、逆に、お金はそれほど稼げたわけではないけれども、それ以上に楽しい充実したことを毎日やっていたので、はっきり言うと、別に明日死んでも何の後悔もないくらい、とても幸せだったので、結局、自分は得したと思う、などというように、ちょうど今頃の人類は、これは特に物質的に豊かになった先進国の方が顕著に現れていると思うのですが、物やお金の価値よりも、人間としての体験や時間の価値や、ひいては、人間自身の価値の方が、相対的にだんだん上がってゆきつつあるのではないか、ということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2014年7月31日 9:07 PM, ゼロ・ポイント以降の霊的な注意点について / 人生観、世界観 / 経済



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