③現在の経緯だと、地球の人口は、さらに、ある程度、増加した後、緩やかに減少してゆく可能性が高い
第三には、これは少し変わった話になるのですが、現在の地球は、いっけん、かなり急激な人口増加の時代に当たっているのですが、地球の他の時代と違って、現在は、地球の一大転換期であるアセンションの時期に当たっているために、現在の経緯であると、さらに、ある程度、人口が増えた後に、今度は、わりとゆっくりとしたペースで、自然と人口が減ってゆく可能性が非常に高い、ということです。
その理由は、多少、不思議な話になるのですが、大まかに言うと、こんな感じです。
一つは、地球の歴史としては、現在の辺りのアセンションの時期を境にして、これまでの地球での生まれ変わりに一つの区切りをつけて、地球の霊域から離れて、他の宇宙領域での人生にシフトしてゆく魂達が、かなり大勢出てくることがあげられます。
二つめは、これは多少言いづらいのですが、実は、これまでの物質世界での肉体の生まれ変わりは、わりと単純なセックスの原理、つまり、男女のセックスの結果、精子と卵子が結合したので、ほぼオートマチックに妊娠して、出産する、というような状況だったのですが、それが現在のようなアセンションの経緯の後には、もう少し霊的に高度な生まれ変わりのプロセスを経るようになる可能性が、とても高い、ということです。
それは、いったい、何なのか、というと、よく高次元世界での話に出てくるような妊娠、出産のプロセス、つまり、単に男女の肉体的なセックスの行為だけではなく、そこに男女の精神的な合意や、その後、生まれてくる子供の魂との精神的な合意のもとで、かなり霊的に高度なプロセスを経た上で、次の世代の子供の魂が子宮に降りてきて、妊娠、出産のプロセスに入る、というような生まれ変わりの方法に、だんだん切り替わってゆくようになる、ということなのです。
つまり、現在の物質世界では、まだ単純に、セックス＝妊娠、場合によっては、出産となっているのですが、アセンションの進行によって、五次元世界に移行してゆくようになると、単にセックスした程度では子供は生まれず、もっと霊的な形で、その両親となる男女の意思や状態や、それから、その後、生まれてくる子供の魂の意思や状態をお互いにしっかり確認した上でないと、そう簡単には妊娠しないし、当然、出産もしない、というような、かなり霊的な妊娠、出産のプロセスに大きく変わってゆくようになるのです。
実は、現在でも、だんだん、そうした世界に変わってゆきつつあるので、現在、いっけん、両親としては子供を望んでいるのだが、なかなか子供に恵まれない、というようなカップルの中には、肉体的な問題の他に、そうした霊的な問題を抱えている人々も数多くいて、例えば、「過去生で自分は子だくさんで、とても大変だった」、とか、あるいは、「親子関係に関わるカルマのために、今世では、もう子供は授かりたくない」、というような強い潜在的な意思を抱えているために妊娠しないような人々も、結構、たくさんいるようなのです。
それから、三つめは、これも、ちょっと複雑な理由になるのですが、現在の地球は、おそらく、地上の世界においても、人口の増え過ぎた国々や地域では、ある程度、強制的な人口制限をしていると思うのですが、実は、霊的にも、あまり急激に地上の世界が混乱しすぎるような人口の増加が起こらないように、いろいろな形で出生制限をかけているようなところがあるのです。
その理由は、先ほども少し述べましたが、実は、物質世界的な理由だけでなく、霊的に見ても、地上の世界が大混乱してしまうような、たくさんの生まれ変わりは、そもそもあまり必要ないのではないか、という意見がかなり根強くあるからです。
実際、いにしえのユートピア時代には、現在のような物質世界ではなかったので、そんなに社会が大混乱するほどの急激な人口増加なんて全くなかったのですが、要するに、先ほどから述べているように、霊的には、どの国や地域であっても、ある程度の人口増加による国や地域の末永い平和と繁栄さえ実現できるのであれば、その後は、その国や地域をあまり大混乱させるほどの無理な人口の増加は、それほど必要ないのではないか、ということなのです。
つまり、地上の世界において、あまり急激に人口が増加して、貧困や疫病が増えたり、犯罪や戦争が増えるような事態になってしまうと、今度は、大勢の人間が生まれ変わってきていることが仇となって、逆に多くの人々のマイナスのカルマが増加して、霊的には、悪いカルマのいたちごっこになってしまうような可能性が高いので、それくらいなら、その国や地域が、ある程度、末永く平和に繁栄できる程度の人口に増えたら、その後は、数十年、数百年とそうした状況をできるだけ長く続けて、多くの人々が、十分、満足できるような魂体験を増やすようにしていった方が、霊的には、よほど素晴らしい状況になるのではないか、ということなのです。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2014年2月6日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 結婚、家庭
