前回、死後の世界について少し書いたのですが、そうすると霊的、宇宙的見ると自殺は、一体どのような扱いになるのか、という疑問が出てくると思うので、今回は自殺についての見解を述べたいと思います。
Q&A 霊的に見た場合、自殺は死後、大変な混乱と後悔を巻き起こすことが多いので、決して最善の選択とは言えない
これはスピリチュアルなことに関心のある方なら、おそらく誰でも知っているような内容になるのではないか、と思うのですが、自殺によって、天国のような素晴らしい世界に行けることは、まずはめったにないということです。
その理由は簡単で、たいていのケースの場合、自殺する前には、かなり肉体的、精神的に追いつめられて、大混乱しているケースが多いので、当然、そうした状態で死んだ場合には、死後、いくら光の世界から天使のような光の存在達が一生懸命導きに来たとしても、実際問題として、そうした人というのは、なかなか心を開かこうとしないので、そうした光の存在達の存在にすら気付かずに、たいていの場合、その死の直前の2、3日前ぐらいから自殺までのプロセスを、どこかの段階で、その人の意識がある程度、はっきりと目覚めた状態になるまで、えんえんと何度でも何度でも繰り返し体験し続けるような霊的状況に置かれることが非常に多いのです。
この場合、肉体を失った世界の霊界では、基本的に時間という概念がないために、その人の意識としてある程度、自分の状況を客観的にはっきり自覚できるようになるまでは、何度でも何度でも、そうした死の直前の状況を繰り返し繰り返し体験し続けるようになるようなケースが非常に多いのですが(何年でも何十年でも)、もしその後、何らかのきっかけで自分の正常な意識を取り戻した場合には、たいてい自分が自殺した後の自分の家族や友人や知人などの深い悲しみや喪失感を、まるで自分のことのように感じたり、あるいは、自分が生まれる前に、今回の人生では、こうしたことを学んだり、チャレンジしたりしてみようなどと考えていた自分の人生での計画が全く実現できていないことに気付いて、その後、結構長期間に渡って、深い痛恨と後悔に苛まれることが非常に多いようなのです。
ですから、こうした死後の状況から察する限り、肉体的な自殺は、自分の人生の問題解決には、正直言って、あまりふさわしくないのではないか、というのが私の結論です。
Cecye(セスィエ)
2011年4月26日 9:14 PM, Q&A / スピリチュアリズム、霊界 / 人生観、世界観 / 宗教、道徳