10、現代の地球では、多くの人々が「集団うつ状態」や「集団不幸教」の惨禍に陥っているように見えるが、将来的には、多くの人々が、本当の「幸福主義」に基づいた、最大幸福社会を実現してゆくことが望ましい
今回で、この注意事項についての話は最後になるのですが、第十には、幸福についての正しい理解と認識を持つことが、とても大切であるということです。
現代の地球にはびこる「集団不幸教」に基づく、不幸の実態について
これに関しては、次のような三つのことが言えます。
1、どんな大変な状況に置かれたとしても、あまりにも緊張した真面目な無感覚、無感情な状況に長く置かれることは、生命存在というよりも、単なる物や機械のような存在に霊的に退化することになるので、気をつけた方がよい
まず第一には、たとえ、どんなに大変な状況に置かれたとしても、基本的に、あまりに緊張した真面目で無感覚、無感情な状況に長く置かれることは、生命存在というよりも、単なる機械や物のような意識の状態に、自分自身が霊的に退化することになってしまうので、気をつけた方がよいということです。
つまり、この世の中には、基本的に何も感じず、何も動かない、単なる物のような存在と、そうではなく、いろいろな物事に敏感に反応し、いろいろな感覚や感情を感じる生物のような存在の二つの存在があるわけなのですが、そうした観点から見てみると、いくら、どんなに大変な状況であるからといって、あまりにも緊張した、真面目な無感覚、無感情な意識の状態に長く置かれることは、生命存在というよりも、単なる機械や物のような存在に、自分自身が霊的に退化してゆくことになるので、これには非常に注意が必要であるということです。
2、霊的、宇宙的な目で見ると、地球の大多数の人々は、とにかく、いろいろな理由を付けては、自分自身や周りの人々の幸福を、常に一定の範囲内に制限することが、非常に大好きな人々の集まりのように見える
第二には、これは現代の社会だと、まだ誰も、あまり指摘しないような内容になるのですが、現代の多くの地球人の様子を、霊的、宇宙的な目で、ある程度、客観的に見直してみると、この星の人々は、とにかく、いろいろな理由を設けては、自分自身や周りの人々の幸福を制限することが、本当に大好きな人々のように見えるということなのです。
例えば、「こういう状況では、遊んでもいけないし、楽しそうに振る舞ってもいけない」とか、「楽しいことや気持ちよいことをするのは、いけない罪なことなので、とにかく我慢することが大切なのだ」とか、「誰かが大変な不幸な状況に陥ったら、できるだけ、みんなも一緒に大変な不幸な状況を共有しなくてはいけない」とか、「あの人達が幸福なのは、当然だけど、だからと言って、自分は、それと同じ幸福を求めたらいけないし、また誰も、そんなことすら考えてもいけない」などというように、現代の多くの地球の人々の様子を見ていると、とにもかくにも、いろいろな理由をつけては、自分自身の幸福や、あるいは、他の人々の幸福を、常に一定のレベルの範囲内に押し下げては、制限しようとするような、非常に不思議な習性があるように感じられるということです。
3、現代の多くの地球人は、慢性的な「集団うつ状態」に陥っているか、もしくは、人生のどこかの時点で「集団不幸教」のような異常な疑似宗教を、半強制的に受け入れさせられた可能性が非常に高い
第三には、これも現代の地球だと、あまり指摘されないような内容になるのですが、多くの人々は、小さな赤ん坊や子供達には、「できるだけ幸せに過ごしてほしい」と心から考えていることが多いわりには、なぜか、そうして大きくなった大人や老人達は、「あまり幸せそうに過ごしてはいけない」とか、「できるだけ地味に目立たないように、無表情、無感覚に過ごさなくてはいけない」などと、まるで当たり前のように考えていることが、あまりにも多すぎるということなのです。
これは冷静に、そうした多くの人々の心理状態を見てみる限り、どう考えてみても、慢性的な「集団うつ状態」に陥っているか、もしくは、「集団不幸教」のような不思議な宗教を信じているかの、いずれかの状況に陥っているとしか全く言いようがないということなのです。
ですから、現代の多くの地球人というのは、こうした観点から見る限り、どう考えてみても、その社会において、大多数の人々が、まるで当たり前のように感じたり、考えたりしている人間としての感覚や思考自体が、かなり歪んだアブノーマルなものになっているか、もしくは、そうしたかなり歪んだアブノーマルな精神状態に半強制的に陥れるような、何らかの「集団不幸教」のような疑似宗教を、人生のどこかの時点(おそらく、学校教育の段階)において、受け入れさせられた可能性が非常に高いのではないか、というように私は考えております。
Cecye(セスィエ)
2011年3月28日 9:24 PM, Q&A / おすすめ記事 / スピリチュアリズム、霊界 / 人生観、世界観