Light Symbol

霊的、歴史的な観点から見た現在の中国について Part 14

 ここまで様々な観点から欧米や日本などの自由主義の国々の状況と、特にここ最近の中国の状況について、述べてきたのですが、結局、ここでは何が言いたいのか、というと、だいたい次のようなことが言えます。

 現在までの様々な状況から推測すると、どうも現在の中国の政府は、特にここ最近の中国国内の景気の冷え込みや、国民の生活への不満などに対して、様々な対策を打ったり、非常に神経を尖らせて、監視の目を光らせるだけでなく、できるだけ、そうした国民の不満を外国の責任に押しつけるために外国との対決姿勢をとろうとすることが多くなってきているようです。

 また欧米や日本などの自由主義の国々は、できれば、少し前の時代のように、これまでとなるべく同じような形で中国との外交関係や経済協力を進めてゆきたいと思ってはいるのですが、その一方で、そうした欧米や日本などの自由主義の国々も、昨今の経済的な問題や国内の問題ばかりでなく、ここ最近の中国政府の欧米や日本などの国々への対決的な姿勢や、覇権主義的な軍事力の拡大や、自由や人権の蹂躙などの問題には、だんだん他人事ではなく、非常に身近に脅威や危険を感じるようになってきていて、少し昔の時代のように、そう気軽に活発には中国への経済的な投資や協力が、なかなかしづらい状況にだんだん変わってきているようなところがあるようです。

 しかし、先ほどから述べているように中国の政府としては、現在までの中国の発展は、かつて欧米や日本などの国々から大変な侵略や植民地支配を受けて、散々苦しんだ中国の人々が共産主義思想の下、一致団結して、成し遂げた偉大な成果なのであり、また、それはかつての世界に冠たる偉大な中華帝国の復興でもあり、そして、やがては、かつての仇敵である欧米や日本などの自由主義の国々も、そうした偉大な中華帝国の傘下に入るようになるべきなのだ、などというような政治姿勢を持っているようにも見受けられます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2025年12月4日 9:03 PM, 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済 / 軍事



«

»

おすすめ記事

過去の記事