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霊について Part 47

 四つめは、これは、ちょっとややこしい話になるのですが、こうした形で霊的な分化が続いてゆくと、ある段階から最初にいた意識存在達からすると全く理解できない、また、全く仲良くすることも協力関係を築くこともできないような訳の分からない意識存在達も、たくさん存在してくるようになってゆきがちだったということです。

 その理由は、大きく三つあるのですが、一つは、こうした意識存在達の分化の可能性の中には、極端な例をあげると、明るい性格の人と暗い性格の人とか、優しい性格の人と荒っぽい性格の人などというような、かなり極端な個性の分化が起きた意識存在達もいたはずなので、そのような形で、どこかの段階で元々いた意識存在達の立場からすると、「君達って、いったい何なの?」とか、「そんなひどいことする奴がいるの?」などというような全く理解もできなければ、仲良くすることもできないような一群の魂集団が現れてくる可能性があったのです。

 二つめは、これは、かなりややこしい話なのですが、そうした意識存在達、つまり、物質世界が成立して以降の宇宙で進化していった生命達の中には、様々な形で一方的、あるいは、お互いに、よく言えば、共生関係、悪く言えば、利用し合うような関係を築く者達が非常に数多く現れるようになっていったのですが、そうした生命達の中には、元々の生命存在のあり方としては、まずは自然には絶対あり得ないような、かなり不思議な、あるいは、かなり身勝手な他の生き物達の調教や改造のようなことを行うような者達が現れるようになっていった、ということです。

 つまり、人間や生物の自然な発達としては、本来、絶対にあり得ないような、かなり不思議な人間や生き物達の考え方や行動の変化や、さらには、生命としての姿形や生命のあり方そのものの変化を目指した一群の生命達がいたのですが、その結果、一部の人々や生き物達の中には、非常に獰猛で狡猾な性格のものや、ある種の魔法やトリックを行うようなものや、非常に巧妙に嘘をついたり、騙したりするようなものや、あるいは、何でも忠実に命令に従おうとするようなものが、非常に数多く現れるようになっていったのです。

 その結果、この宇宙の創造主を初めとする光の存在達には、元々、あまり予定していなかったような新たな仕事が発生することになったのですが、それが現在の地球で言うと、宗教や道徳や政治や教育を司るような仕事になっています。

 つまり、この宇宙で発達した生命の一部には、放っておくと、どんどん悪い精神性や行動が増えてゆくような傾向があったために、その対策として、「他の人々や生き物達に優しく接しなさい」とか、「向上心を持って、努力してゆきなさい」というような精神的な教えを説いたり、あるいは、様々な手段で、できるだけ多くの人々や生き物達が、より調和した幸せな生き方ができるような世界に整えてゆくような仕事が発生するようになっていったのです。

 そうした宇宙の歴史の結果、これは現在の地球も、ほぼ同じだと思われるのですが、大多数の人々や生き物達は、たとえ様々な際立った個性があったとしても、わりと調和した幸せな状態で一緒に生きてゆくことができるのですが、その一方で一部の人々や生き物達に関しては、「ちょっと、それは行き過ぎなのではないか」とか、「そんなめちゃくちゃなことをしたら、みんな大変なことになるので、やめてくれないか」などというように、様々な形で犯罪まがいの個性の発揮をするような人々や生き物達が、若干いるような状況になりがちだったということです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2014年11月4日 9:06 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宇宙文明、古代文明 / 宗教、道徳 / 自然、生命



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