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現在のイスラエルやガザ地区の情勢について Part 4

 そうすると、たいていの国々の人々は、「いや、そうした際には、冷静にテロリストだけを対象にした人質救出作戦をすればいい」というように考えるのではないか、と思われるのですが、ここでやっかいなのは、そうしている間にも、ガザのあちこちから銃撃してきたり、ロケット弾などで、イスラエルの普通の住宅地が攻撃されるような状況になってしまっていたことです。

 つまりニュースなどを見ていると、イスラエル軍が、ガザの市街地のあちこちを一方的にたくさん攻撃しているように見えたかもしれないのですが、実際には、ハマスの戦闘員も、ガザの市街地のあちこちから銃撃してきたり、イスラエルの普通の市街地に向けて、たくさんのロケット弾などで攻撃し続けていたわけです。

 しかし、それらはかなりの確率でイスラエル軍の防空システムで撃ち落とされると共に、その後は、たいていイスラエル軍からハマスの戦闘員達がいた場所に反撃していたわけなのですが、要するに私達が普段見るニュースでは、ハマスの戦闘員が攻撃している場面はほとんど見せられずに、イスラエル軍が、ハマスの戦闘員がいた所に反撃した後の壊れた建物や被害者の様子ばかりを、一方的に見せられるような状況になっていたのではないか、ということなのです。

※ガザでは、女性や子供の被害が多いという話もあるのですが、結局、ハマスは、病院や普通の住宅や避難所など、女性や子供がたくさんいる場所からの攻撃を意図的に多用したことが、その理由になっているということは、ある程度冷静に理解しておくことが必要なのではないか、と思われます。それというのは、そうした場所であるとイスラエル軍からは攻撃しづらくなるでしょうし、また、もし攻撃された際には、国際的な世論を自分達の味方につけやすくなるからです。

※それから病院や普通の家の子供部屋に地下トンネルの出入り口があるなどというように、実際には、たくさんの女性や子供がハマスの協力者にさせられていたということも、ある程度冷静に理解しておく必要があるのではないか、と思われます(普通、どこの国の女性や子供であっても、テロや犯罪に加担している場合には、それなりの対応がされることが多いのではないでしょうか)。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2024年2月6日 9:04 PM, イスラム教 / ユダヤ教 / 政治 / 歴史 / 社会、文化 / 軍事



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