三つめは、これは、ちょっと違った話になるのですが、実は、そうした西洋性と東洋性を難なくうまく調和できるような不思議な方法があって、それは、次のような二つの方法になります。
一つめは、特に日本だと、日本人が大好きな温泉(銭湯)や、海辺や山奥や田舎宿のような所で、時折、ゆっくり過ごすような体験をすることになります。
これは、いったい、どのような霊的な効用があるのか、というと、実は、現在の地球上の都市というのは、長い歴史の過程だと、まだまだ発達途中の段階で、言わば、西洋的な合理性や便利さや快適性を追求した結果、現在のような形態になっているわけなのですが、それが今後の歴史の流れでは、だんだん人間の過ごしやすさや自然との共生との観点から、人間や生き物同士の触れ合いや、自然環境に最も溶け込んだ形の住まいのあり方や、霊的に最もエネルギーが浄化され、循環しやすい霊的な環境や、個人と全体が最もうまく調和した形の社会の構築というような方向に、だんだん大きく変化してゆくようになるのです。
つまり、もっと簡単に言うと、現在の都市生活は、まだまだ文明の発達過程の過渡期に当たるような形態になるので、そうした霊的にも、この世的にも、いろいろと問題を起こしやすい都市生活から、時々離れて、少し昔ながらの自然の中で、ゆっくり過ごすような体験をすることが、とても大切なのではないか、ということなのです。
二つめは、これは、昔からたくさん行われてきているのですが、いわゆる、文学や音楽などの芸術の分野で、西洋的な手法で、東洋的な何かを表現してみる、とか、東洋的な手法で、西洋的な何かを表現してみる、というような内容になるのですが、こうした文学や音楽などの芸術をあちこちでパフォーマンスしたり、そうしたものを読んだり、観たり、聴いたりするような機会を数多く持っていると、そうした西洋性と東洋性を、だんだん、うまく統合してゆけるようなところがあるようです。
これは、人により好みがかなりあるので、特に強制するような内容ではないのですが、ただ、日頃から、そうした西洋的な要素と東洋的な要素をうまく統合しているような芸術に接していると、多くの人々の心の奥の二つに分かれた部分が、うまく慰められていったり、納得していったり、よりまとまっていったりするところがあるようなので、より調和した統合された状態になってゆきやすいようです。
Cecye(セスィエ)
2014年5月31日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / ゼロ・ポイント以降の霊的な注意点について