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知ることと人間性の関係について Part 33

3、知性が高い人が陥りやすい、よく知ることに伴う強い優越感や慢心や、他の知識や他の人々の意見を拒絶したくなるような気持ちには、十分に注意する必要がある

 三つめは、これは現在も結構、あちこちで大きな問題を巻き起こしているような内容になるのですが、簡単に言うと、知性が高い人には、そうした知性の高さ特有の少しややこしい問題があって、それというのは、これはみなさん自身の体験を思い出していただくと非常にわかりやすいと思うのですが、要するに人間が、「自分は、何らかのことを非常によく知っている」と思う際には、ほぼ確実にそうした何らかのことに関しては、「いろいろなことを、これだけよく知っている自分なのだから、そうしたことに関して、もう自分が知らないことはないはずだ」というような、よくよく考え直してみると、かなり不思議な多少行きすぎた一種の強い優越感や自信や、また他の事実や、他の人々の意見を、ほぼ反射的に暗に否定しようとするような、一種の拒絶感のような気持ちを感じていることが非常に多いものなのです。

 それゆえ、こうした「自分は、何らかのことをよく知っている」というような気持ちの裏にある一種の強い優越感や慢心や、また、その時点で、まだ自分が知らない情報や、他の人々の意見を拒絶したくなるような気持ちの害によって、古今東西、あちこちで結構、素晴らしい知恵の持ち主であるとされていたような人々が、かなり意外な形で、たくさんの間違いや失敗をし続けてきたようなところがあるのですが、こうしたことに関しては、だいたい、次のような二つの対策が有効なのではないか、と思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2020年10月28日 9:03 PM, 宗教、道徳 / 成功論、繁栄論 / 政治 / 教育 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 科学、テクノロジー



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